【例文あり】 会社設立の挨拶状はいつ・誰に送る?

【例文あり】 会社設立の挨拶状はいつ・誰に送る?
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会社設立や独立開業、法人成りをする際は、お世話になっている人や新しく取引を始める相手などに挨拶状を送るのが礼儀です。
これまでお世話になったことに対する感謝の気持ちと、会社が設立できたことの報告、これからも良好な関係を続けたいという思いを伝えます。

ただ、相手が目上の人や取引先となると、気を付けなくてはならないのがマナーです。
どのような文面で、いつ出せばいいのかなど、迷うことも多いでしょう。

本記事では、会社設立の挨拶状で押さえておくべきマナーを解説します。注意点や例文も紹介するので参考にしてください。

会社設立の挨拶状を送るタイミング

会社設立の挨拶状を送るタイミング

会社設立の挨拶状は、設立日あるいは営業開始日の1カ月前を目安に送りましょう。遅くとも2週間前までには相手に届くよう手配してください。
直前に送ると、忘れていてあわてて手配したような誤解を招き、印象が悪くなります。

また、会社設立ともなればお祝いを贈られる可能性も高いので、相手が準備する時間への配慮も必要です。
特に法人成りの場合は、既存の取引先との契約を変更する手続きが必要になるため、連絡が遅いほど相手に迷惑がかかります。

事後報告は相手を軽視している、あるいはルール違反と見なされ、今後の取引に悪影響となりかねません。

会社設立の挨拶状を送付する相手

会社設立の挨拶状を送付する相手

会社設立の挨拶状は、いわゆる「ステークホルダー」と呼ばれる次のような相手に送るのが一般的です。

  • すでに決まっている取引先
  • 新しく取引先になりそうな個人や会社
  • 交流のある個人事業主や自営業者
  • 会社設立にあたりサポートを受けた人
  • これまでにお世話になった会社の上司や同僚
  • 親しい友人や知人、親族など

店舗をオープンさせる場合はオープン前後に迷惑をかける可能性があることを考慮し、あるいはプレオープンの案内を兼ねて、近隣住民や店舗などに挨拶状を送るのもよいでしょう。

会社設立の挨拶状で守るべき6つのマナー

会社設立の挨拶状で守るべき6つのマナー

せっかく挨拶状を送っても、マナー違反ではマイナスな印象を与えてしまいます。
少なくとも次の6つのポイントは押さえておきましょう

  • メールではなく郵送にする
  • はがきよりも封書がベター
  • 切手は慶事用や複数枚を避ける
  • 宛名や敬称は正しく記載する
  • 句読点は使わない
  • 本文はわかりやすく簡潔に

それぞれ詳しく見ていきます。

1 メールではなく郵送にする

今やビジネスシーンでも、メールやトークアプリの利用はもはや一般的です。
しかし、それはあくまで簡便性を重視した略式的なもの。重要な場面や内容に関しては、書面にして郵送するのがマナーです。

そもそも、直接出向いて挨拶できない代わりの書状であり、メールにするということはさらに簡略化することになります。
一般には手間をかけることが相手を重んじることになる、というのが礼儀の考え方です。

ただし、友人や同僚などよほど近しい関係の個人や、相手が開業時にメールで知らせてきた場合にはメールで送っても問題ないでしょう。

2 はがきよりも封書がベター

郵送ならはがきでもいいのか?という疑問がわくかもしれません。しかし、会社設立というのはビジネスにおいて重要なシーンです。
コストを考えるとはがきを選びたくもなりますが、ここは礼儀を重んじてより格式が高く丁寧な封書で送りましょう。

封筒に入れる書状にはカード形式もありますが、大きさなどにより格式が異なり、次の順に高くなります。

単版カード < 2つ折りカード < 3つ折りA4サイズ用紙

単版(1枚)カードの場合は、具体的な会社情報を入れるだけのスペースがないかもしれません。
迷った場合はより格式が高い方法を選ぶのが安心です。ちなみにこの記事ではAサイズ用紙を推奨します。

3 切手は慶事用や複数枚の使用を避ける

挨拶状の封筒に貼る切手は、ごく一般的なデザインのものを選びましょう。
記念切手くらいなら問題ありませんが、慶事用の切手では自画自賛している印象を与えます。

重要な案内とはいえ、こちらが送るのはあくまで「挨拶」であり祝うのは相手側です。控えめにするのが無難です。

また、送る封筒のサイズや重さに合わせ、郵便料金ぴったりの額の切手を1枚で貼りましょう。複数枚に分けると、ありあわせの切手を寄せ集めた印象を与え挨拶状には不適切です。

ちなみに、封筒に切手を貼る場所にもマナーがあります。これは郵便局へのマナーでもありますが、「封筒を縦長に置いたときに左上になる箇所」に貼るようにしてください。

4 宛名や敬称は正しく記載する

当たり前のことではありますが、大前提として相手側の会社名や氏名に間違いがあってはなりません。
会社名なら前株や後株はもちろん、カタカナやアルファベット表記なども正確に記載してください。
株式会社を(株)と略すのも失礼にあたります。

氏名は特に漢字の間違いが多いので気を付けましょう。
「武田」さんと「竹田」さんといった違いのほか、「渡邉」さんや「渡邊」さんなど、似た漢字が複数ある場合も要注意です。

会社あてに送る場合は、実際にやり取りする担当者の名前ではなく、会社の代表者つまり社長の名前をあて先にします。
「御中」や「様」の使い方、敬称の重複などにも気を付けてください。

【宛名の敬称例】

正:○○株式会社 ○○様
誤:○○株式会社 御中 ○○様

正:○○株式会社 代表取締役社長 ○○様
誤:○○株式会社 ○○社長様

役職名は会社により異なります。
「社長」でないケースもあるので、名刺などを見て正しく記載してください。

また、役職名自体が敬称なので「社長様」と重ねては使いません。ちなみに「殿」は相手を自分と同等もしくは格下と見ていることになるので避けましょう。

5 句読点や一文字下げは使わない

挨拶状では句読点を使用しないのが一般的です。
「、」は半角スペース、「。」は改行などに置き換えます。句読点があることで、「区切りをつける=関係が終わる」という意味になると考えられているからです。

また、日本では古来、句読点を使用していませんでした。明治時代に「誰にでも読みやすく」するべく生まれたものと言われています。
そのため、相手に失礼のないようにあえて入れない(「読めない」と想定しない)、という考え方もあります。

同じように、文章の頭を一文字下げる(一文字分のスペースを入れる)ことも必要ありません。

句読点や一文字下げがなくても読みやすくする必要がありますが、改行や空白スペースの多用も美しくありません。漢字と平仮名のバランスなどに気を付けましょう。

6 本文はわかりやすく簡潔に

挨拶状に限らずビジネスで使う文書はすべて、わかりやすく簡潔にするのが基本です。
伝えたいことを短く明確に伝え、相手が読む手間を省きましょう。「感謝や熱意を伝えたいから」と言っても、ダラダラと長文を書くのはNGです。

挨拶状に盛り込む基本的な内容は、「前文(時候の挨拶と相手への気づかい)」「感謝の言葉」「会社設立の事実や経緯と設立した会社の情報」「簡単なPR」「結びの挨拶」です。

詳しくは次の章で解説します。

会社設立の挨拶状に記載する項目

会社設立の挨拶状に記載する項目

挨拶状に記載する項目は、ほぼ定型で決まっています。次のような内容で順に文章をつなげていきます。

構成記載項目
前文・頭語(謹啓)
・時候の挨拶(○○の候)
・相手の現状への気づかい
・日頃の感謝
本文・会社設立の事実や経緯
・会社設立できたことへの感謝
・今後への決意、自社のPR
末文・結びの挨拶
・結語(謹白)
記書き・設立した会社の情報

立場の違う複数の相手にも、同じ文面で送れるようにするとよいでしょう。
まずはそれぞれの項目について解説します。

例文は後で紹介します。

前文(冒頭の挨拶)

まずは本題に入る前の挨拶です。この部分は、一般的なビジネス文書とほとんど同じです。

次の4つの要素が入ります。

頭語

冒頭に置く「頭語」は、通常のビジネス文書には「拝啓」を使うことが多いでしょう。
「拝啓」でもよいですが、会社設立の場合はより丁寧で特別感のある「謹啓」を使うのがおすすめです。

頭語は結語と一対で使うので、結語も忘れないようにします。結語は最後に説明します。

時候の挨拶

次に、「○○の候」または「○○のみぎり」といった季節の挨拶を入れます。「○○」の部分を時節に合わせて変えましょう。

主な例を紹介します。

挨拶状を出す月時候の挨拶例
1月・初春の候 ・新春の候
2月・立春の候 ・向春の候
3月・早春の候 ・春暖の候
4月・陽春の候 ・桜花の候
5月・新緑の候 ・薫風の候
6月・初夏の候 ・青葉の候
7月・小暑の候 ・盛夏の候
8月・大暑の候 ・立秋の候
9月・新秋の候 ・秋涼の候
10月・清秋の候 ・秋晴の候
11月・菊花の候 ・晩秋の候
12月・初冬の候 ・師走の候

表では月で区別していますが、月をまたがって使えるものもあります。同じ月でも上旬と下旬などの使い分けもあるので気を付けましょう。

また、会社のスタートを知らせる文章なので、ポジティブなイメージのフレーズを使いたいところです。
例えば6月なら「長雨の候」と書くより「青葉の候」「若葉の候」とした方が明るくめでたい印象になります。

季節の変わり目などで迷ったときは「時下」がおすすめです。「時下」は「このところ」という意味で、いつでも使えます。丁寧さには多少欠ける印象がありますが、失礼というほどではありません。

相手の現状への気づかい

時候の挨拶の次は、相手の現在の状況を気づかう言葉を入れます。
これも決まり文句で、次のような表現を用います。

【例】

ますますご清栄のこととお喜び申し上げます
ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます

「ご清栄(せいえい)」は健康と繁栄、「ご隆盛(りゅうせい)」は勢いよく繁栄することです。よく似た表現の「ご清祥」や「ご健勝」などは、相手が個人の場合に使います。

「お慶び」は常用漢字でないため公文書には使われませんが、民間企業でのやり取りであれば問題ありません。むしろよく使われており、より丁寧でおめでたい印象になります。

送付先がすべて企業であれば、「貴社におかれましてはますます~」や「貴社ますますご清栄の~」とするとさらに丁寧です。個人にも送る場合は入れないようにしましょう。

日頃の感謝

挨拶の一環として、相手への感謝も伝えます。口頭で言う「いつもお世話になっております」と同じです。

【例】

平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
日頃より並々ならぬお引き立てを賜り誠にありがとうございます
○○(会社名)在職中は一方ならぬご厚情を賜りましたこと心より感謝しております

最後の例は、退職の挨拶を兼ねた例です。
同僚には少しよそよそしくも感じられますが、同じ文章を多数の人に送る場合は、立場が最も上の人に合わせた文章を作る必要があります。

本文(会社設立の事実や経緯など)

冒頭の挨拶の次は、いよいよ本題です。

会社設立の事実や経緯

最も伝えたい「会社を設立することになった」という事実と、伝えたい背景や経緯などがあればそれも簡潔に記載します。

社名や住所といった具体的な情報を載せる場合は、文章に入れるとわかりにくくなるため、本文とは別で箇条書きの「記書き」にします。そのため「下記のとおり」と入れておきましょう。

【例】

さてこのたび私儀 〇〇年〇月〇日をもって株式会社△△を退職し
新たに下記のとおり株式会社〇〇を設立することとなりました
さて私儀 これまで個人事業として行ってまいりました○○(屋号または業種)を改め
「○○株式会社」として下記のとおり新たにスタートすることといたしました
かねてより準備してまいりました新会社が○月○日より営業開始の運びとなりました
社名や所在地等については下記のとおりです
このたび ○○県○○市にて下記のとおり新会社を設立し
○○の事業に身を投じることといたしました

1つ目の例は会社から独立しての会社設立、2つ目の例は個人事業からの法人成りです。
3つ目の例は、会社設立をする予定をすでに知らせた相手にのみ使うのが適切です。4つ目の例は、新天地で新たな事業を始める場合などに覚悟を伝えることができます。

会社設立が実現したことへの感謝

これまでや日頃の感謝とは別に、会社設立が実現したことへの感謝をここで伝えます。

【例】

これもひとえに皆様の温かいご支援の賜物と心より感謝いたしております
皆様のお力添えがあってこそ実現できたものと深く感謝しております

冒頭の挨拶に入れた感謝の文章とは、「厚く御礼申し上げます」などの表現がなるべく重複しないようにすると、全体がより美しい文章になります。

今後への決意、自社のPR

本文の最後は、今後の抱負や心構え、覚悟を示します。

今後の取引先や顧客候補となる相手に送る場合は、同時に自社のアピールとなる強みにも触れておくとよいでしょう。

【例】

今後は○○社で培った経験を活かし 〇〇業に邁進してまいります
これからはより多くの人々に〇〇を提供することを志し 一層の精進を重ねてまいります
今後はこれまでにない○○の技術を駆使し ○○業界に革新をもたらす所存です

1つ目の例は、「〇〇業に~」とするほか「事業に~」でもよいでしょう。3つ目の例などはかなり自信に満ちた強い印象になります。相手に与える印象も考慮した上で、自社に合わせた文章にしてください。

末文(結びの挨拶)

本題の会社設立を伝えたら、最後の挨拶に入ります。

結びの挨拶

今後の事業への協力や支援をお願いする文章を入れます。

最後には、直接会いに行ってではなく書面で伝えることへの断りを入れた定型文で締め、冒頭に置いた「頭語」に応じた「結語」を入れます。

【例】

今後とも変わらぬご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます
略儀ながらまずは書中をもってご案内申し上げます
今後とも変わらぬご愛顧をいただけますようどうぞよろしくお願い申し上げます
略儀ながら書中にて失礼いたします
今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます
略儀ながら書中をもちましてご挨拶とさせていただきます

1つ目の例のように「まずは」と入れるのは、挨拶状を送るだけでなく、後日実際に足を運んで挨拶をする場合です。

結語

最後に置く結語は、頭語に呼応するものを入れます。
頭語を「拝啓」とした場合の結語は「敬具」、「謹啓」とした場合は「謹白」です。

頭語は冒頭に置いた後、1文字分のスペースを空けて文章を続けますが、結語は最後の文章から改行して離し、右詰めにします。

この後の章で紹介する例文を参照してください。

また、「謹 白」というように、文字の間は一文字空けます。これは「謹白(謹んで申し上げました)」と最後に述べた後、相手に失礼のないよう下座からゆっくりと退く様子を表しています。

記書き

設立した会社の概要を箇条書きで記載します。本文に入れた「下記のとおり」の「記」に対応する部分です。
まず「記」を左右幅の中央に配置し、箇条書きで情報を入れたのち「以上」を右詰めで入れて終わります。

何を記載するかに決まりはありませんが、次の項目は入れておくとよいでしょう。
必要事項を押さえ、相手に確認の手間をかけさせないのがベストです。

  • 設立した会社名
  • 代表者の役職と氏名
  • 会社の住所
  • 電話番号
  • 会社設立日または事業開始(予定)日

代表者の役職と氏名は、記書きの上(結語の後)に入れていれば、省いてもかまいません。
事業開始日も、本文に入れた場合は記書きしなくてもOKです。住所には郵便番号も入れておくのが親切です。

このほか、開業日や事業内容、業務にメールを使うならメールアドレス、FAXならFAX番号、その他ホームページのURLなど、必要な情報を適宜加えてください。

会社設立の挨拶状の例文

会社設立の挨拶状の例文

ここまで説明した内容を踏まえ、会社設立の挨拶文の例をいくつか紹介していきます。

ちなみに、この記事ではA4サイズでの作成を推奨するため例文は横書きです。
カードの場合も横書きでOK。はがきの場合は横書きでなく縦書きが正式な形です。

独立開業の場合

まずは開業する場合の一般的な例を紹介します。

【例文1】

会社設立のお知らせ

謹啓 立春の候 貴社におかれましてはますますご清栄のことと お慶び申し上げます
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます

さてこのたび私儀

下記のとおり会社を立ち上げ独立開業いたす運びとなりました
今後はより一層の精進を重ねてまいる所存ですので 変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます
略儀ながらまずは書中をもってご挨拶とさせていただきます

謹 白

令和○年2月

○○○○○株式会社  
代表取締役 ○○ ○○

                     記

会 社 名    ○○○○○株式会社
住   所    〒111-1111  東京都千代田区~
電話番号     03-0000-0000
メールアドレス  aaa111@aaa.jp
事業開始日    ○○年〇月〇日

以上


「さてこのたび私儀」の部分はずれているのではなく、あえて「私儀」(自分を表す言葉)を下げて相手への敬意を示しています。

「私儀」は、「私事ではございますが」と同じような意味です。「私儀」を使わなければ、通常どおり左端から文章を始めてかまいません。

退職の挨拶を兼ねる場合

次に一例として、退職後にウェブ関連分野で合同会社を設立するケースの例です。

【例文2】

会社設立のお知らせ

謹啓 時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます

さてこのたび私儀

〇年間にわたり勤務してまいりました○○株式会社を今年〇月付で退職し 6月に合同会社を立ち上げる運びとなりました

在職中は格別のご厚情を賜り誠にありがとうございました

このたびの会社設立につきましても皆様の温かいご支援の賜物と 心より感謝いたしております
今後は より一層皆様のお役に立てるよう精進してまいりますので 変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願い申し上げます

略儀ながら書面をもってご挨拶とさせていただきます

謹 白

○○年〇月吉日

合同会社 ○○○○○〇
代表社員  ○○ ○○

会社名     合同会社 ○○○○
所在地     〒111-2233  ○○県○○市○○三丁目33番地
電話番号    000-111-2233
ホームページ  https://bbb222@bbb.co.jp
事業内容    ホームページ制作、ウェブコンサルティング

以上 


事業内容を知らない相手には、事業内容も知らせるとよいでしょう。

法人成りの場合

次に、個人事業から法人成りする場合の例文です。

【例文3】

会社設立のお知らせ

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
さてこのたび これまで個人で運営しておりました○○を法人化し 「○○株式会社」として新たに出発することといたしました
これからはよりきめ細やかなサービスでお役に立つべく一層の努力を 致す所存ですので 変わらぬご指導ご協力のほどよろしくお願い申し上げます
まずは略儀ながら書中をもってご挨拶とさせていただきます                        

謹 白

令和○年○月 吉日

○○○○株式会社   
代表取締役 ○○ ○○〇

会社名    ○○株式会社
住所       〒000-0000 東京都○○~
電話番号     03-0000-0000
メールアドレス  aaa@aaa.jp
ホームページア   https://www…….
事業内容    業務用食材類の製造・販売、レストラン経営

以上


適度に改行を入れると読みやすくなりますが、改行が多くても不自然になるので多用は禁物です。

会社設立の予定を知らせてあった場合

【例文4】

会社設立のお知らせ

謹啓 初秋の候 貴社におかれましてはますますご清栄のことと お慶び申し上げます
平素より格別のお引き立てを賜り 厚くお礼申し上げます
かねてより準備を進めてまいりました会社設立につきまして ○月○日より 下記のとおり業務を開始することとなりました
これもひとえに皆様のご厚情とご支援の賜物と 心より感謝申し上げる次第です
今後とも皆様のご期待に応えるべく精進いたしますので 一層のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます
まずは略儀ながら書中にて

謹 白

令和○年○月 吉日

○○○○株式会社   
代表取締役 ○○ ○○〇

会社名       株式会社〇〇〇○○〇
住所         〒000-0000 東京都○○~
電話番号         03-0000-0000
メールアドレス      aaa333@aaa.jp
ホームページアドレス  https://www…….
事業内容       業務用食材類の製造・販売、レストラン経営コンサルタント

以上


そのまま使える例文にはしておりますが、他にもさまざまな表現があります。マナーさえ押さえていれば、自分の言葉でオリジナリティを出すのも自由です。

それほど堅苦しくなくていい相手ばかりなら、端折ったりよりカジュアルな表現にしたりするのもよいでしょう。

会社設立の挨拶状についてよくある疑問点

会社設立の挨拶状についてよくある疑問点

会社設立の挨拶状を送付する際に、よくある疑問点をここで解消しておきましょう。

直接の挨拶もした方がいい?

時間があるなら、ぜひとも直に挨拶に行くことをおすすめします。
会社設立などの重要な場面では相手先に足を運び、直接会って挨拶するのが本来のマナーです。挨拶状はそれを簡略化したものですので、最重要の取引先だけでも会いに行くとよいでしょう。

ただし、相手によっては、対面より書面の方が好まれる場合もあります。
5類移行前のコロナ禍では感染症対策で来訪を断る企業もありました。社会状況や相手の意向を踏まえて判断してください。

挨拶に出向く際は、自分の名刺と、ちょっとした菓子などの手土産(1,000円~3,000円程度)を持参しましょう。

メールやSNSでの挨拶はあり?

前述のとおり、目上の方や取引先などへは、直接会いに行くか挨拶状を送るかするのが礼儀です。相手が礼儀を重んじる人なら特に「なし」です。

同年代の同業者や友人・知人、元同僚など、普段からよく会っていて礼儀を気にせず付き合いできる相手なら、メールやSNSでの挨拶でも相手が気分を害することはないでしょう。

面倒を避けるなどしてこちらが相手を軽く見れば、自分も相手から同様に見なされます。

SNSアプリで同業者などに知らせるにしても、同時に多数の人に見られるSNSの場合は投稿のタイミングに注意が必要です。取引先の人が挨拶状を受け取る前に投稿を見てしまうと、印象がよくありません。

会社設立日は記載するべき?

会社設立の挨拶状に必須の記載事項はありません。
しかし、会社設立を知らせる挨拶状なので、設立日など上で紹介した会社の基本事項は記載し、相手がいつでも確認できるようにしておきましょう。

「会社設立をする」と言いつつ設立日の記載がなければ、受け取った方には「いつ?」という疑問がわきます。

特に個人事業から法人成りする場合は、契約の変更が必要なので前もって準備しなくてはなりません。
お祝いを贈りたくても、いつ送ればいいかわからず困ってしまいます。

会社の設立日は、「法務局に会社設立の登記申請をした日」です。自分が登記申請をする予定の日を書いておきましょう。会社設立の日と事業を開始する日が異なる場合は、「事業開始日」とすれば問題ありません。

会社設立のお祝いをもらったら?

挨拶状を送った相手や、どこかから情報を仕入れた相手からお祝いの品が届くこともあります。
届いたらすぐにお礼状で感謝を伝えましょう。
その際は、お祝いを受け取った日から1週間以内に相手に届くように郵送します。

会社設立のお祝いとなると、贈る側もこちらが多忙であることや開業に多額の出費が必要なことは理解しています。そのため、お礼に品物までは必要ないという暗黙の了承があるのが一般的です。

ただ、そのルールを知らない人も現代には多い傾向にあります。
高額なお祝いをもらった場合などは品物でもお返しをしておくのが安心でしょう。

とはいえ、高額なお返しをする必要はなく、いただいた物の3~5割ほどが相場となっています。

ちなみに、設立祝いへのお礼を取引先の企業などに送る場合、その費用は経費にできます。しかし友達や親戚など、事業に直接かかわりのない人へのお礼はプライベートなやり取りと見なされ、経費にはできません。

まとめ~挨拶状はマナーを守って作成しよう~

【例文あり】 会社設立の挨拶状はいつ・誰に送る?

会社設立の挨拶状は、これからビジネスで付き合っていく人や企業との最初のコミュニケーション手段です。
メールやSNSなど簡単に済ませることもできますが、それでは失礼だと考える人も多いので礼儀やマナーを大切にし、相手に失礼のない挨拶状を送りましょう。

挨拶状は、会社設立の2週間前までに相手に届くようにします。宛先に間違いのないよう、必ず見直してください。

会社の設立時には他にもやるべきことがたくさんあり、あまりの忙しさに愕然とするかもしれませんが、会社設立の手続きなどは専門家に代行依頼することも可能です。
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