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経理を丸投げすると業績が上がる5つの理由
起業した場合、初めから経理専門のスタッフを用意できればいいですが、そうでなければ本来の業務に加え、経理業務も自らやらなければなりません。
サラリーマン時代に専門の部署に任せていた人にとっては、大きな負担といえるでしょう。
そうした負担を減らすために、税理士事務所などに経理業務を委託する方法があります。
実は、経理代行を利用することで業績アップが期待できることはご存知でしょうか?
それにはちゃんとした理由があるのです。
経理の丸投げとは?
自分で会社や店を経営すると、毎日のように入出金があります。
納税を行うことを考えれば、経理作業は避けて通ることはできないでしょう。
ただ、この経理作業というのは結構な負担です。
やりたい仕事をやるために避けて通れないこととはいえ、毎日のようにお金の計算をするのは気が滅入ってくる人もいるでしょう。
経理の負担を減らし、本業に集中できるようにするために、経理を税理士事務所などに丸投げしてしまう方法があります。
「丸投げ」という言葉自体にあまり良いイメージがありませんし、丸投げすることで生じる手数料を考えると「そんなことにお金を使う必要があるの?」と思う方もいるでしょう。
経理を丸投げすることで、業績アップにつながる理由5つを挙げて解説いたします。
- 帳簿の整理やファイリングが不要になる
- 会計ソフトを使う負担がなくなる
- 専門の従業員を雇うよりも安い
- 申告時期が近づいても落ち着いていられる
- 税制改正にも対応してくれる
業績が上がる理由1 帳簿の整理やファイリングが不要になる
確定申告に備えるためにも、しっかりと経理はやっておかなければなりません。
そのためには、帳簿の整理やファイリングをやっておくことは、基本中の基本です。
ただ、これを個人でやるとなると、手間暇がかかってしまいます。
また、どのように整理すれば手間がかからないかについても、知らない人は多いでしょう。
税金のプロにここを丸投げしてしまえば、帳簿の整理やファイリングの手間は省けます。
それどころか、自分でやるより上手なファイリングを行ってくれる可能性が高いのです。
業績が上がる理由2 会計ソフトを使う負担がなくなる
経理をしっかりと行うために、会計ソフトは欠かせません。
ただ、会計ソフトの購入にはお金がかかりますし、使用自体も負担となる可能性があります。
そもそも、起業前に会計ソフトを使っていた人は多くないでしょう。
慣れないことをやっていると、必要以上に時間がかかり、業績に悪影響が出かねません。
経理を丸投げすれば、会計ソフトの購入にお金がかかりませんし、自分で苦労した会計ソフトを使う必要もなくなりますので、本来の業務に専念できるのです。
業績が上がる理由3 専門の従業員を雇うよりも安い
自分で経理を行うのが負担だというのなら、専門の従業員を雇うという方法も考えられます。
確かに、経理に通じた従業員を雇っておくのは、将来的には必要となってくるでしょう。
ただし、従業員には仕事に応じた給料を払う必要があります。
まだ規模が大きいとはいえない起業直後だと、金銭的な負担も馬鹿になりません。
税理士事務所などに丸投げした場合、手数料を払う必要こそありますが、専門の従業員に毎月給与を払うことを考えると、安く抑えられることは間違いありません。
業績が上がる理由4 申告時期が近づいても落ち着いていられる
自分で経理をやっていると、日々の業務に追われて作業が遅れがちになりかねません。
この場合、申告時期が近づくと「早くやらなければ」という焦りにつながってしまいます。
こういうメンタルで業務を行っても、うまく行くとは思えません。
イライラ、ソワソワする気持ちが失敗につながり、業績に悪影響を与える可能性すらあります。
経理代行であれば、申告時期までに間違いなく処理を行ってくれます。
あれができていない、これができていないなどと焦ることはなく、落ち着いていられるというわけですね。
業績が上がる理由5 税制改正にも対応してくれる
消費税率をはじめ、税制は毎年のように変わっています。
自分で経理を行う場合には、この税制改正についても把握しておかなければなりません。
もし改正前の制度を元に計算していたら、誤った税額が算出される可能性があります。
その結果、修正申告という結果を招きかねません。
税金のプロである税理士ならば、税制改正について正確に把握しています。
つまり、税額を間違えて計算するなどということは起きにくいのです。
まとめ
このように、経理を自ら行うことが負担となり、業績に悪影響が出る可能性は否定できません。
また、専門の従業員を雇った場合は、金銭的な負担が問題となります。
経理を税務署に丸投げすれば、自分の負担も減りますし、計算は正確です。
また、金銭的な負担も従業員を雇うより小さいです。
将来的には、経理に通じた専門の従業員は必要になるでしょう。
ただ、起業直後に限れば、経理を丸投げすることで自分の負担を減らし、業績アップにつなげるのが賢いやり方といえそうです。