【融資はどこがいい?】信用金庫と地方銀行の違い

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信用金庫(信金)と地方銀行(地銀)は同じと考えてはいけません。
金融機関という意味では同じですが、徹底的に異なる点があります。
理解しておかないと、付き合う金融機関選びで混乱するかもしれません。
信用金庫と地方銀行の、組織としての特徴や違いを理解しておくことは大切です。

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信用金庫と銀行は業務の対象が大きく違う

信用金庫と地方銀行の違い

信用金庫は「信用金庫法」に基づき、地方銀行は「銀行法」に基づき業務を行っている点でも、大きな違いがあります。
根拠となる法律が異なるだけではなく、営業地域が異なるため、取り引きをする対象や業務も違ってくるのです。

信用金庫法では、信用金庫がある地区で生活する人々、仕事をしている人や、事業所を設けている会社だけが会員となれて信用金庫を利用することができます。

一方の地方銀行は、銀行法という法律に基づく「普通銀行」であるため、基本的にどんな人でも利用可能で、融資対象についても制限がありません。
また地方銀行はさらに「地方銀行」と「第二地方銀行」に区分されています。

極端な話として、千葉に住んでいる人は埼玉や神奈川や東京など他県にある信用金庫を利用することはできないです。
しかし、地方銀行なら何も問題なく預金もできますし、融資も受けることができます。

都市銀行(都銀)はなにが違う?

他にも「都市銀行(都銀)」と呼ばれる銀行種類がありますが、これは東京や大阪などの大都市に本店があり、日本全国の主要都市に支店を展開している銀行です。
いわゆる「大手銀行」となり主に大企業を取引先としています。
(シェア上位を占める、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行は、特に規模が大きく「3大メガバンク」と称されています)

実は、都市銀行は法的根拠はなく、明確な基準を持たない一方で、その対象は限定されています。
当初、1968年には13行が該当しましたが、その後、北海道拓殖銀行の破綻や都市銀行同士の合併再編により、2021年1月現在で5行(埼玉りそな銀行を含まない場合は4行)のみとなっています。

信用組合(信組)はなにが違う?

信用組合は「中小企業等協同組合法」に基づく協同組合組織の金融機関で、組合員の相互扶助を理念とし、組合員の経済的地位の向上を設立目的としています。

協同組合である信用組合は、組合員の利益を第一とし、社会貢献事業にも積極的に取り組んでいます 。
また預金の受入れについて、原則として組合員のみが対象となります。

信用金庫は非営利団体で地方銀行は営利団体

非営利団体は、利益を会員など構成員に分配を行えず、営利団体は利益を株主などの構成員に分配できる点でも大きく異なります。
これも信用金庫と地方銀行が、何を目的にしているかが関係するのです。

信用金庫は非営利団体であり、出資した地元地域の会社や住民が出資して会員となりますが、利益は地域経済の発展に使われます。
ただし、出資者には利息が還元される仕組みになっています。

一方の地方銀行は、利益を目的として運営されており、株式会社として株主のために利益を追求することが目的です。
そのため、利益が出れば株主や従業員に分けることができます。
この違いを理解しておくことも、金融機関選びの判断材料になるでしょう。

メリットとデメリットについて

信用金庫と地方銀行の違い

信用金庫と地方銀行を、メリットとデメリットからチェックすると違いが分かります。
目的が違えば、メリットとデメリットもおのずと大きく異ってくるからです。

信用金庫のメリット

信用金庫は個人や小規模事業者でも融資を受けやすい

信用金庫が対象としているのは、地域に根付いた会社や個人です。
地域の発展・繁栄が目的ですから、起業したばかりでも積極的に対応してくれます。

メガバンクや地方銀行では、利益を追求することが目的のため起業したばかりの会社や小規模事業者では、融資を受けられないことも少なくありません。
信用金庫も、融資を願い出ても審査や、経営状況や、将来的な成長も踏まえて融資の判断を行ってくれます。
この点も地方銀行とは大きく違う点です。

魅力的な金融商品もある

信用金庫が取り扱う金融商品の中に、定期積金があります。

これは、定期的にお金を預けて満期になると払い戻しができる商品です。
ただし、払い戻しの時に利子がつけられて、その点が大きなメリットとなっています。
定期積金を行えば営業マンからの信頼を得られるため、ビジネスに関するさまざまな相談や情報収集をしやすくなるのもメリットでしょう。
また、会員になれば融資時の金利優遇や、配当などを受けられるのも魅力です。

信用金庫のデメリット

金利設定が高い場合がある

信用金庫は他の金融機関と比較して、金利が高く設定されているケースがあります。
これは、ひとつひとつの取引額が小さいため、それだけ事務処理や営業マンに負担がかかってしまうからです。
メガバンクだと1社に融資して得られる利益でも、信用金庫の場合10社に融資をして同等という場合があります。

取引する会社が多ければ、その分、多くの事務処理を行わなければなりません。
そのため人件費も高くなり、金利を高くしなければ採算が合わなくなるのです。

ただし、メガバンクや地方銀行でも条件次第で金利が高く設定されることもあり、信用金庫が絶対的に高いと言い切れないところもあります。

地方銀行のメリット

条件によっては高額融資も受けられる

地方銀行は、メガバンクと信用金庫のちょうど中間と考えたほうが分かりやすいでしょう。
信用金庫ほどではないにしても、地域の発展に力を入れていることも多いからです。条件次第では、億単位レベルの高額の融資をしてくれる場合もあります。

また、メガバンクの融資はダメでも、地方銀行なら融資の話にも対応してくれる場合もあるため、起業時には助けになるでしょう。

店舗が多くビジネスマッチングサービスをしているところも

地方銀行は地盤としている地域内ではかなり多くの店舗数があります。
地域密着型で起業したばかりでも利用しやすい点が挙げられます。
また地方銀行の中では、ビジネスマッチングなどを行っているところもあるため、起業したばかりのときだと助かるはずです。

地方銀行のデメリット

信頼性の問題や地域を飛び出したビジネスは苦手

これは信用金庫にも当てはまることですが、取引先によっては、どこの銀行と付き合いがあるかもチェックされます。メガバンクと比較をすると、どうしても信頼性が低いと判断される場合があります。また、あくまで特定の地域には強いですが、他県に行くと銀行自体を全く見ないということも出てきます。他県に事業を拡大するとき、決済口座の関連で少し問題が出るリスクも考えなければなりません。

まとめ~違いを知り賢明な判断を~

信用金庫と地方銀行の違い

信用金庫も地方銀行もメリットとデメリットがあります。
起業する場合、どちらをメインバンクにするのか、融資を検討する場合は、どちらがよいか、しっかり考慮して慎重に選びましょう。

どちらも長い付き合いになる可能性が高いため、いい加減に考えると経営自体に悪影響を与えるかもしれません。
だからこそ賢明な判断と決断のためには違いを知ることが重要なのです。

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