目次
集客・販促にインスタグラム「ストーリー」を効果的に活用しよう!
2019年3月の時点で国内のアカウント数が3,300万人に達した 「インスタグラム(Instagram)」 。
サービス開始当初は、若い女性を中心に「インスタ映え」と呼ばれる見栄えの良い画像投稿がメインの使われ方でしたが、現在では男女差も減り30代以上のユーザーも増加しているなど、幅広いユーザーの情報収取ツールとして定着しています。
インスタグラムを活用した集客、販売促進はすでに定番化していますが、中でも「ストーリー」を使いこなすことは非常に重要です。
ここでは、インスタグラムのストーリーとはなにか、どのように使えば効果的なのかなどについて解説します。
インスタグラムのストーリーとは?
ストーリーとは、スライドショー形式で画像や動画を投稿するインスタグラム独自の機能です。
正式名称は「ストーリーズ」ですが、通称ストーリーです。
手軽に投稿可能で、24時間で自動的に削除仕組みになっています。
24時間で消えてしまう点や、写真+短いコメントで投稿できる点が、人気を集めています。
ぜひ使いこなしたい!ストーリーの機能
ストーリーはシンプルなツールですが、いくつか機能が付いています。
これらの機能をいかに使うかで、集客、販売促進の成果が変わってきます。
デコレーション機能
デコレーション機能とは、強調を付けたり、外枠を付けたりする機能です。
デコレーション機能を使うことで目立たせることができたり、オシャレなイメージにすることができます。
投稿全体のイメージにつながるので、デコレーションは意外と重要です。
流行に敏感な若い女性の投稿を普段から見ている方は別として、普段あまりインスタグラムを見ない方だと、どのようにデコレーションを使えば良いかわからないでしょう。
基本的には、自分の感覚的なセンスだけで投稿するよりは、他の人のストーリーを見てある程度真似するのがおすすめです。
人の投稿を複数見て、良さそうと思ったデコレーションを組み合わせたりしてオリジナルのデコレーションを作っていくイメージです。
Q&A機能
Q&A機能はフォロワーに対して質問をしたり、逆に回答するための機能です。
どちらかというと、インスタライブで使うことの多い機能かと思いますが、ストーリーでも使えます。
ハイライト機能
ハイライト機能は、通常は24時間で消えてしまうストーリーを、プロフィール画面に掲載するための機能です。
表示される場所は、プロフィール画面の自己紹介文の下です。
プロフィールから削除しない限りはハイライトされて残り、保存できる個数は無制限です。
またハイライトには集客、販売促進につなげる機能が付いてるのが特徴です。
まず履歴の足跡を確認することが可能で、どのコンテンツに誰がどのくらい訪れているかがわかります。
履歴を確認することで、今後のストーリーの投稿を見直すことにつながるでしょう。
他にも、カテゴリを分けてハイライトすることができるので、ストーリーの数が貯まってきてもある程度、整理整頓できます。
アーカイブ機能
アーカイブ機能とは、ストーリーに投稿したものを、インスタグラム上に保存する機能です。
アーカイブで保存した投稿は、ハイライトに追加することも可能です。
つまりストーリーに投稿した内容は、基本的には24時間で消えてしまいますが、ハイライトに追加する、ハイライトに入れたくない場合はアーカイブに保存する、というようにすれば投稿を消さずに残しておくことが可能です。
リポスト機能
リポストとは、投稿されたストーリーを、自分のアカウントから再度投稿し直す方法です。
ツイッターのリツイートと同じような機能になります。
例えば、自社のサービスを購入したお客さんが、ストーリーを投稿してくれているケースがあります。
こういった場合、そのストーリーをリポストすれば、インスタグラム上で口コミを宣伝することにつながります。
自社が挙げるストーリーよりも、リアルな評判である分、説得力があり販売促進につながることも考えられます。
リンク機能
リンク機能はストーリーにリンクを添付して、外部ページにリンクさせることができる機能です。
無条件にリンクを使えるわけではなく、フォロワー1万人を超えるユーザーのみが使える機能となっています。
フォロワー数で制限を設けている理由は、悪質なアカウントがリンク機能を悪用して、クリック詐欺や商品のステマを行うことを阻止するためでしょう。
ストーリーで集客、販売促進するためのポイント
ストーリーの機能は上記の通りですが、これを具体的にどのように集客、販売促進につなげるかが重要です。
そのためには、まず基本的なポイントを押さえておく必要があります。
ストーリーの投稿もハッシュタグを付ける
ストーリーでも普段の投稿同様ハッシュタグ(#)は必須です。
ハッシュタグとは「#」を付けたキーワードのことで、インスタグラム以外にもFacebookやTwitterなどSNSで広く使用されています。
特定のキーワードや話題に関する投稿を検索する際に便利なので、ハッシュタグはユーザーの購買行動に影響していると言われています。
投稿内容を統一する
インスタグラムは写真が中心のSNSで、自由度が高い印象があります。
一般のユーザーなら、好きなことを好きなように投稿すれば良いのですが、集客、販売促進を目的にインスタグラムを利用するのであれば、ユーザーの興味を引く投稿に絞る必要があります。
ユーザーの興味から外れる投稿は、プラスにならないだけでなく、むしろマイナスになると心得た方が良いでしょう。
理由は単純で、ユーザーにとって無価値な投稿を繰り返すと、フォローを外される恐れがあるからです。
有名な芸能人の投稿なら内容に関わらずファンは喜びますが、好きなショップの店員のランチやお気に入りの家具などにはあまり興味がない可能性が高いです。
本当にユーザーにとって有益なものであれば、多少アカウント本来の趣旨から外れても良いかもしれませんが、無意味にランチの投稿をしたり、家族や友達と遊びに行った場所の風景などを投稿するのは避けた方が無難でしょう。
ユーザーはあくまでも商品、サービスのファンなのであって、店員のファンというわけではありません。
24時間限定を有効活用する
インスタグラムのストーリーは、前述した通り基本的に24時間で消えます。
これは一見デメリットのようにも思えますが、メリットに変えることも可能です。
例えば、公開時間が限定されていることを逆に利用して、24時間限定のキャンペーン、クーポンを配布するなどです。
これらは無限に使われると困りますが、24時間限定にすることで、ターゲットを絞ることができます。
24時間以内にストーリーを見てくれているので、自社や自店舗の、より強いファンと考えられます。
また時間限定とすることで、ユーザーに特別感を与えることもできます。
サービスの強いファン限定で優遇することで、より根強いファンを作り、リピーター確保に活用が可能です。
まとめ
インスタグラムのストーリーを活用することで、集客、販売促進につながります。
少しの労力で大勢の人に対してアプローチできるので、かなり効率的なツールと言えます。
とはいえ、インスタグラムのストーリーを使っているライバルも多いので、差別化を図らなければユーザーの目に留まることがありません。
基本的な機能を使いこなし、キャンペーン、クーポンを使ってお得感を演出することも重要です。