
何の事業で起業するかは、成功の可否を左右しかねない重要なもの。なんとなくだったり、誰かに言われるまま始めたりしても、成功は難しいかもしれません。
そこでこの記事では、まず起業のアイデアを考える前に知っておきたい3つのポイントを紹介、次に起業アイデアを考えるためのヒントを20個、一挙に紹介します。
成功できるアイデアなのか、5つのポイントもお伝えするのでぜひ参考にしてください。
目次
- 起業アイデアを考える前に
- 起業アイデアを生むのは「行動」
- 起業のアイデアを見つける20のヒント
- 自分が客として不満に思うもの・こと
- あったらいいなと思うもの・こと
- SNSに投稿されている不満や要望
- あらゆる人との会話
- 都会にはあるけど地方にはないもの・こと
- トラブルなどで困ったこと・苦労したこと
- 面倒だなと思うもの・こと
- 海外で人気なもの、当たり前に存在するもの・こと
- 日本にしかないもの・日本らしいもの・こと
- 新しい商品やサービスに必要となるもの・こと
- 2つ以上の商品・サービスを合体させたもの・こと
- 「当たり前」となっているもの・こと
- 「なくて当たり前」となっているもの・こと
- 昔と比べて変化してきたこと
- 少子高齢化の社会に役立つ・必要とされるもの・こと
- 保育・介護の現場の人たちが抱える悩み
- 時代の流れで必要となりそうなもの
- 高齢化により生じる技術継承の問題
- 災害時など不自由な生活で便利に使えるもの
- 余ったり使われなかったりしているもの
- 環境保護のために必要なこと・役立つこと
- その起業アイデアで成功できる?
- 成功に欠かせない5つのポイント
- 何より重要なのは、アイデアを行動に移すこと
起業アイデアを考える前に

起業のアイデアが特に見つからない、という場合、やみくもに考えてもアイデアはなかなか出てきません。まずは次の3点について、思うままに紙に書き出してみてください。

- 1)自分ができること、得意なこと
- 2)自分がやりたいこと
- 3)誰かのニーズがあること
この3点は、起業の成功に欠かせないポイントです。この3つすべてを網羅する事業は何か、という視点で考えなくてはなりません。
まず、自分の得意なこと・できることでなければ、商売として成り立つレベルの事業を自分で興すのは難しいでしょう。得意なことというのは、知識が人より豊富なこととも言い変えられます。
そして、自分のやりたいことであれば、事業が経営に乗るまでの間に飽きたり腐ったりすることなく続けられますし、常に学んで成長していけます。学び続ける姿勢がなければ、事業を長く続けるのは不可能です。
最後にもっとも重要なのが、「何が求められているか」を考えることです。「誰か」が「お金を払ってでも欲しい」と思ってくれれば、事業として成り立つ可能性があります。
自分がどんなに得意でやりたいと思うことでも、それを欲する人がいなければ商売になりません。
起業アイデアを生むのは「行動」

起業のアイデアは、部屋にじっとしているだけでは出てきません。さまざまな物を見たり、人の話を聞いたり、何かを目にしたりする中、いつか突然にひらめきとなって表れるものです。
そのためには日々、次のような行動で情報や知識をインプットしていきましょう。
- いつもと違うルートで通勤する
- 昼休みや休みの日に散歩をする
- 読書をしたり映画を見たりする
- 自分から人に話しかけてみる
- 自分とは異なる世代や価値観の人の話を聞く
- 行ったことのない場所に行く
- したことのないことをする
- 自分が好きなことにとことん打ち込む
インプットしたら、アウトプットもしていきましょう。アウトプットの方法は、身近な人に話すのでもいいですが、SNSやブログでより広い範囲にするのがおすすめです。
インプットもアウトプットも、「アイデアをひらめくために」と力んですると逆効果。無意識のうちにアイデアの種となり、ある日、直感やひらめきとなって表れます。トラブルが起き、その解決策として思いついたり、寝ている間に夢となって表れたりすることもあります。
起業のアイデアを見つける20のヒント

アイデアを具体的に考えるなら、次のようなことがヒントとなり得ます。
- 自分が客として不満に思う商品やサービス
- あったらいいなと思うもの
- SNSに投稿されている不満や要望
- あらゆる人との会話
- 都会にはあるけど地方にはないサービス
- 困ったこと、トラブルにあったこと
- 面倒だなと思うもの・こと
- 海外で人気なもの、当たり前に存在するもの
- 日本にしかないもの・日本らしいもの
- 新しい商品やサービスに付随して必要となるもの
- 2つ以上の商品・サービスを合体させたもの
- 「なくて当たり前」となっているもの
- 「これが当たり前」となっているもの
- 昔と比べて変化してきたこと
- 保育・介護の現場が抱える課題
- 時代の流れで必要となりそうなもの
- 災害時など不自由な生活で便利に使えるもの
- 高齢化により生じてくるであろう課題
- 余ったり使われなかったりしているもの
- 環境保護のために必要なこと・役立つこと
1つずつ見ていきましょう。
自分が客として不満に思うもの・こと

普段、客としていろんな物を購入したり、サービスを受けたりする中、「もっとこうだったらいいのに」と思うことも多いですよね。
中には「自分だったらこうするのに」と既存のものより良い案を思いつくこともあるでしょう。それを誰かが作ってくれるのを待つ前に、自分が作ってはどうでしょうか。
あったらいいなと思うもの・こと

某製薬企業のキャッチフレーズにもなっていますが、「あったらいいな」は起業アイデアの大きなヒントとなります。
絶対になくてはならないものなら、すでに存在する可能性が高いでしょう。「あったらもっと便利なのに/楽しくなるのに」と思う物やサービスの方が可能性が広がります。
SNSに投稿されている不満や要望

他の人がどんなことに不満や要望を持っているのかを知り、その不満を解決、要望を実現する方法はないか考えましょう。事業にできるかもしれません。
他人の不満や要望を知るには、現代ならSNSが最適でしょう。本名を出さないSNSには、より正直な意見が書かれているものです。
SNSには膨大な情報があるので、自分にまったく縁のない世界の人たちの投稿も気にしてみてください。意外にもそこに、得意が活かせる起業のヒントが隠れているかもしれません。
あらゆる人との会話

もちろん、いろんな人との会話の中にもたくさんのヒントがあるはずです。たとえば「こんなことがあって助かった」「あの人がこんなことを言っていた」など。
信頼できる間柄なら、率直に「起業したいんだけどアイデアない?」と相談してもよいかもしれません。相手がすでに事業経営をしている人なら、アイデアだけでなく「だったらこういう話があるよ」「これやってみない?」と話が繋がる可能性もあります。
事業に成功している人には、自然に新事業の話が集まることも多いもの。それまでの行動や実績が信頼となってチャンスを生むので、やはり日頃のコミュニケーションや行動の積み重ねは大事です。
都会にはあるけど地方にはないもの・こと

新しい商品やサービスの販売エリアには、人が多く、高くても買ってくれる人がいる都会が選ばれがち。作る会社も都会にあることが多いので、都会は必然的にどんどん便利になっていきます。
しかし、地方でもそれを必要としている人は多いでしょう。地方に進出される前に自分が始めるというのも一つの手です。地域の活性化にも一役買うことができます。
ただし、採算が合わないために進出しないなどの事情があるケースも多いはずです。収益性もしっかり見ておかなくてはなりません。
トラブルなどで困ったこと・苦労したこと

今や日本でもタクシー手配やデリバリーで有名になった「Uber」。タクシーの配車サービスは、創業者があるとき手配したタクシーが一向に来ず、それに腹を立てたことがきっかけで事業を興しました。
突発的なことが起きて困ったり、トラブルになったりしたことも、ただイライラするのではなく俯瞰して見ると、また違った世界が開けるかもしれません。
面倒だなと思うもの・こと

運転代行サービスはまさに、車で来たけどお酒を飲んで帰りたい、でも電車で帰るのは面倒、車を取りに行くのも面倒、という人にうってつけのサービスですよね。
誰かの面倒なことを何でも引き受ける「便利屋」はすでにあります。例えば高齢者が喜ぶことなど、何か1つに特化したり、サービスでなく「物」で解決できないかを考えてみたりすると、何か見つかるかもしれません。
海外で人気なもの、当たり前に存在するもの・こと

日本にはないけれども、海外ではとても人気のあるものや当たり前にあるもの。これも日本で事業にするチャンスです。
タレントの平子理沙さんの母親で元モデルの平子禧代子さんは、日本で初めてネイルアートを広め、実業家として成功した人物。
今でも、日本独自の素材やモチーフのネイルが外国人からの人気を得たりして発展しています。
時代や社会情勢、天候などの移り変わりから、何かヒントを探すのも良いでしょう。「今まで日本人には必要なかったけれど、これからは必要となるもの」がきっとあるはずです。
ただ、海外で流行ったスイーツが日本に進出して流行るような例もありますが、起業や経営の経験がない人が流行りもので成功するのは難しいのでおすすめしません。
また、既にあるビジネスの場合、権利問題にも注意が必要です。
日本にしかないもの・日本らしいもの・こと

海外での起業を考えるなら、日本にしかないもの、日本らしいものを商材にした成功例がいくつもあります。
有名なケースではラーメンなどの飲食店ですよね。海外の日本食レストランは中国人や韓国人による経営も多いため、既にある土地でも本物の日本の味やサービスで勝負する価値は十分あるでしょう。
ちなみに、海外の人が喜ぶものとして温水洗浄便座が有名ですが、現地のインフラ事情で取り付けできないところも多いといいます。そういった周りの事情も調べる必要があるでしょう。
日本国内で日本らしいものを使って起業するとすれば、ターゲットは外国人旅行客。
単なる商品やサービスの提供だけでなく、日本にしかない、かつ海外の人が興味を持ちそうな料理教室や体験教室などを行うなど、付加価値を付ける必要もありそうです。
新しい商品やサービスに必要となるもの・こと

スマートフォンを買うときは、ケースや画面保護フィルムなども合わせて買う人が多いですよね。モバイルバッテリーやイヤホン、充電スポットなどにもニーズがあります。スマホには、さまざまなアプリも存在します。
このように、すでにある何らかの商品やサービスに伴って必要となるものにも商機があります。
流通などのトレンドを常にキャッチし、新たな商品やサービスに注目してみると何か思いつくかもしれません。
2つ以上の商品・サービスを合体させたもの・こと

コロナ禍では、消毒もできるハンドクリーム、保湿や顔色調整ができるマスクなどが登場しました。
共働きなどで「効率化」「時短」が重視される現代では、コロナ禍でなくても複数の機能が1つになったもの、複数のことが同時にできるサービスには需要がある可能性が高いです。
これを使うのに必要なのは何か、もしくはあとどんな機能があれば便利だろう、喜ばれるだろう、という視点で考えてみてください。
「当たり前」となっているもの・こと

日々の生活を当たり前のように暮らしていると「もっと便利になる可能性」にはなかなか気づきません。
でも、これまでにも「こんなことができるのか!」と誰もが驚く商品やサービスがたくさん生み出されてきました。
例えば「歩くとき、傘は手に持つもの」ですが、両手がふさがっていると持てません。強い風が吹けば、骨がひっくり返るなどして機能しなくなります。これは「当たり前のこと」「仕方のないこと」として今後も諦めるしかないのでしょうか。そういった視点も、アイデアを生み出すきっかけとなります。
「昔から1つの会社が地域の100%シェアを占めているから無理に決まってる」「いくつもの工程を経ないとできないが、仕方ない」といった状況の中にも、新たな商品・サービスを生み出すきっかけがありそうです。
「なくて当たり前」となっているもの・こと

これを見つけるのが最も難しいかもしれません。「ないのが当たり前」という考えが根付いているものをひっくり返そうというわけです。
例えば、イチゴは本来、春に実を付けるもの。今のように冬に出回ることはありませんでした。しかし、年中イチゴが食べられるようにと奈良県の農業研究者が研究を重ね、ハウスで電照栽培する方法を発見。今やイチゴと言えば冬、海外の市場で売られている露地ものが珍しく思えるほどです。
「冬のイチゴ」のように、「健康にいいタバコ」「待ち時間のない人気店/病院」などと逆説的に考えてみるのはどうでしょうか。
昔と比べて変化してきたこと

人々の生活は大きく変化しています。例えば食生活は大きく「洋」に移行していますし、食糧難で栄養不足だった昔とは違い、偏食による栄養の偏りや、貧困家庭の子どもの栄養不足といった問題も生まれています。
例えば紫外線によるデメリットが広く知られてきた今日では、女性が日傘をさすのは一般的になり、さらに素材もより紫外線を通さない黒などの色が増えました。さらに男性の日傘姿も目にするようになってきています。20年前は、女性でも一部の人が白いレース素材の日傘を持つくらいで、黒の日傘は珍しがられたものでした。
何がどう変わり、何が求められるのかを常に見ていく必要があります。
少子高齢化の社会に役立つ・必要とされるもの・こと

少子高齢化がこの先も続くであろう日本。共働きが増え、育児に関するサービスはすでにありますが、まだまだ開発・改善の余地はありそうです。
高齢化も同じで、介護のサービスはすでにあります。しかし、人としての尊厳を保つというような根本的なレベルでなく、より楽しい環境にするための商品やサービスを生み出せれば、社会を変えられるかもしれません。
子どもがいる人なら、どんな商品・サービスにニーズがあるかもわかるでしょう。親や祖父母世代と関わり、良く見ていれば介護でのニーズも見えてくるはずです。例えば、若い人向けしかない商品やサービスにも、高齢者が喜ぶものがあるのではないでしょうか。
保育・介護の現場の人たちが抱える悩み

少子高齢化に欠かせない保育や介護の現場では、人手不足や低賃金、ストレスなど働く人の問題も多く発生しています。この状況下でサービスの質の改善が求められても、対応が難しいというのが本音でしょう。
国が抱えるこうした難題に対し、商品やサービスを開発して力になれれば、かなり有意義な事業となるはずです。
行政が絡むような大規模な事業でなくても、例えば偏食で栄養不足の子どものために何ができるのか、介護職員のストレスや膨大な作業を減らすにはどうすればいいのか。保育や介護とは別分野で働いてきたからこそ見えることもありそうです。
時代の流れで必要となりそうなもの

これまでのヒントに共通する部分もありますが、時代の流れで多くのものが変わっていきます。それに対応して何が必要となるか、何があれば、どの立場の人もより良い生活が送れるのか。
例えば共働きが当たり前となった時代、フルタイムで働くには家事のさらなる効率化は必須でしょう。働き方もますます多様化する可能性が高いですし、家族の在り方も変わる可能性があります。
これには時代の先を正しく読むことが必要です。一過性の流行なのか新たなスタンダードなのかを見極める必要もあるでしょう。
高齢化により生じる技術継承の問題

高齢となる人自体に関連する事業ではなく、人が高齢化し世代が交代することに関しても事業のきっかけはありそうです。
地方の伝統工芸や伝統芸能から、その土地ならではの特産品、地域に愛されている食品まで、携わる職人が恒例となった場合、引き継ぐ人がいなければまさに存続の危機となってしまいます。
身近な例でも、自動車整備や大工など、個人の技術がモノを言う分野には、後継者がいなかったり、昔気質の環境から技術がうまく引き継げなかったりする問題が表面化してきています。例えばITを使った解決策が見つかれば、さまざまな分野での活用が期待できます。
災害時など不自由な生活で便利に使えるもの

災害の多い日本では、災害に関することも事業となり得ます。避難所で段ボールベッドが重宝されていたことは、多くの人が知っていることでしょう。
避難所での不自由でストレスフルな環境に、何があるといいのか。必要最小限のものでなくても、需要の高いものが必ずあります。
特に女性や子どもにだけ必要となるもの・サービスは、男性には気づかない可能性も高いもの。これからはジェンダーレスの考え方も取り入れる必要があります。
また、災害でなくても、猛暑や豪雨といった悪天候時に必要なものなど。アウトドアなどレジャーの目線で見るなどすれば新たな発見があるかもしれません。
余ったり使われなかったりしているもの

地方の特産品で使われず捨てられている部分、生産・収穫の過剰で捨てられているものはないでしょうか。
そして、その物・物質の特性を生かして、日本のどこかに役立てられないでしょうか。日本は南北に長く気温などが異なるため、どこで何が役立つかにはまだ多くの可能性があると考えられます。
不要なところと必要なところのマッチングができれば、無駄がなくなるだけでなく、意外な相乗効果も期待できます。
環境保護のために必要なこと・役立つこと

環境保護の観点で起業のアイデアが見つかれば、社会に大きく貢献できるほか、話題にもなりやすいので、認知度が上がりブランディングになります。賛同者も集まりやすいでしょう。
上のヒントにある廃棄物の再利用だけでなく、省エネ・省資源の必要性、サンゴの白色化、大陸からの漂着物の処理、家庭ごみの廃棄や処理の方法などなど、環境に関して解決を待つ問題は山のようにあります。
こうした問題は、いきなり全世界を相手にするのではなく、身近なところから地道に解決していく必要があります。地域発で小規模から誠実に行っていくとよいでしょう。
その起業アイデアで成功できる?

起業アイデアは思いついたものの、それで事業として成功できるのか、というのは気になるところ。成功を左右する大きなポイント5つを見ていきましょう。
成功に欠かせない5つのポイント

それでは具体的に、起業アイデアを評価するための基準について紹介していきます。
事業になるほどの需要があること

まず大前提として、需要がないと物もサービスも売れません。売れなければ利益が得られず、事業を継続できません。
需要は、作り出すこともできなくはありませんが、潜在的な需要に上手くアプローチしなくてはならず、起業の段階でいきなりは難しいでしょう。
そのため基本的には、すでにある程度の需要があるジャンルで起業するのが成功への近道です。
ターゲットが明確であること

商品やサービスを売るには、対象とするターゲット層を具体的に絞り込む必要があります。
「よりたくさんの人に売りたいから、ターゲットなど決めずにすべての年齢層を対象とする」と考えたくなるところですが、それでは販売戦略を立てるのも難しく、結果的に「誰にも売れない」という状況になりがちです。
ヒット曲の歌詞を見てもわかるように、かなり具体的な内容を歌にしている曲は多くの人の心に刺さります。その商品・サービスが誰のためのものかをはっきりさせることで、客側にも「自分事」のように見えてくるのです。
競合が多すぎないこと

需要が大きいことは重要ですが、そうなると競合も多くなるのが一般的です。競合の数が多い、あるいは強い競合がいると成功が難しくなるので要注意です。
競合が多すぎる市場では、必然的に自社の商品やサービスが他社のものに紛れ、埋もれてしまう可能性が。
選ばれるために、他社との差別化を明確に打ち出すことが必須です。
もしくは、市場を変えて起業するという手もあります。
オリジナルの「売り」があること

競合に勝つには、もしくは勝たないまでも共存するには、「売り」となるオリジナルの強みが必要です。
特定の産地や国内産の材料、環境に配慮した製造方法など、他と比較して自社のものを選んでもらえる特徴がなくてはなりません。
既にある商品やサービスと何が違うのか、その違いは人がモノを選ぶときの決め手となるかを見直しましょう。
コストがかかりすぎないこと

特に起業初期段階では、コストというのはリスクです。
もともと資金力がある人でなければ、なるべくコストは抑え、リスクのない形で起業するのがベストです。
起業直後は、数カ月や半年は利益が出ない状態が続くのが一般的です。
利益が出ない状態で費用だけが膨らめば、経営を軌道に乗せる前に破綻してしまいます。
失敗てもすぐに困窮することなく繰り返しのチャレンジができるビジネス、かけたお金や労力に対し、なるべくリターンの高い市場を選ぶことも大切です。
何より重要なのは、アイデアを行動に移すこと

成功する起業アイデアに必要な要素3つと、起業アイデアの20のヒントをお伝えしました。
アイデアをどう生かすかが、事業成功の可否に大きく影響します。いずれかのヒント、もしくは複数のヒントから新たなビジネスを生み出したり、既存の商品やサービスを革新・改善したりしてください。
ただし、アイデアを生み出すだけでは成功できません。起業の成功に最も重要なのは、そのアイデアをすぐに実行に移すということです。
いいアイデアを持っていても「自信がない」「お金がない」などの理由で一歩を踏み出せない人がたくさんいます。しかし「成功には行動が必要」「まずはやってみるべき」というのは、多くの成功者が口をそろえて言っていること。経営者となれば、決断力や行動力も不可欠です。今すぐ始めましょう。

