ドラマ「SUITS」に学ぶビジネス術 Vol.1~第一印象が大事~

ドラマ「SUITS」に学ぶビジネス術 Vol.1~第一印象が大事~
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「第一印象は命だ。ここで出遅れたら取り返せないぞ」

海外ドラマ「SUITS(スーツ)」では、日本のサラリーマンでもすぐに使える、仕事に活かせるヒントが頻繁に出てきます。
作中で、敏腕弁護士が新米弁護士に力説するシーンに、ドキッとさせられるビジネスマンは多いでのではないでしょうか?

「SUITS」は、ピアソンハードマン事務所所属の敏腕弁護士であるハーヴィー・スペクターの元で、経歴を詐称して弁護士として働くことになった天才的な頭脳と完全記憶力を持つ青年、マイク・ロスを中心に描かれるリーガルドラマです。

このドラマの中では、第一印象に関わる会話や教えが、数多く散りばめられています。
それほど、他人に与える印象が仕事に大きく影響すると言えるのでしょう。
深く他人の利益や人生に関わり、競争の厳しい弁護士という世界で、徐々に成長していく新米弁護士。
彼と一緒に学べる、ビジネスシーンで役立つ第一印象の大切さについて見てみましょう。

やり手の弁護士がスーツにこだわる理由

敏腕弁護士のハーヴィーが、新人のマイクにオーダースーツを買うようにと、テイラーの名刺を渡し、このような会話がなされます。

マイク「スーツなんて、どれも同じでしょ?」
ハーヴィー「法律の世界では、着ているもので値踏みされるんだよ」

これは、なにも法律の世界だけとは限りません。
それ以外の業界でも大いに関係していると言えることです。

既製品のスーツとオーダースーツの違い

こんな興味深い実験データがあります。
イギリスのある大学の実験では、オーダーメイドのスーツと既製品のスーツを着ている2人の写真を3秒間被験者に見せ、それぞれのイメージを調査しました。

もちろん、被験者にはスーツがオーダーメイドか既製品か、などは伝えてありませんし、体型や顔の作りで評価が分かれないようになっています。
そんな2人の人物に対するイメージを聞いたところ、実に8割以上の人がオーダーメイドのスーツを着た男性に高い能力がありそうなど、好印象を抱いたという結果が出ました。
これほど、自分の体型に合った上質なスーツを着ることが、いかに印象を左右しているかが分かります。

スーツをオーダーで購入するのは、かなり痛い出費です。
しかし、第一印象を良くして仕事の成績をあげたいなら、有意義な先行投資ではないでしょうか。
オーダーとまではいかなくとも、既製品のスーツの中でも上質なものを選び、体型や容姿に合ったものをこだわって選ぶだけで、相手に与える第一印象は大きく変わるはずです。

細部にこだわることで第一印象がさらに変わる

作中に出てくるデキる弁護士や、高額な弁護料を払っている富豪たちは、靴やバッグ、時計などの持ち物にも気を配っているのが分かります。
「ドラマなのだから、役者が身に着ける小物をキレイに管理するのは当然」と思わないでください。
実際、仕事のできる人は、身に着けるものをとても大切にする傾向が強いものです。
ドラマに学ばなくとも、ビジネスマンなら持ち物にこだわらなくてはいけないことは、十分理解していることでしょう。
しかし、毎日靴を磨きビジネスバッグの中を整理している人は、ごくわずかです。

日々の忙しさの中で、つい手入れを怠ってしまう人がほとんどなので、その点に拘れば周囲の人と差がつけられます。
もちろん、毎日手入れをしたからといって、すぐに収入と結びつく訳ではありません。
ただし、見ている人はしっかり相手の持ち物を見ています。
持ち物を管理できる人は、仕事でもそつがなく、細かなところまで気を配れる人だというイメージをつけられます。
それも、第一印象のひとつなので、ワンランク上のビジネスマンになりたいとおもうなら、身の回りの物の管理にも十分気を付けるべきです。

入社直後や取引開始後の数日から数週間で印象は定着する

第一印象というのは、初対面時だけのことを言うのではありません。

入社して数日から数ヶ月、取引が始まってしばらくの期間などは、周囲の人や企業にあなたの印象を受け付ける大切な期間です。
入社したての時期に一度遅刻をすれば、その人のイメージは「時間にルーズな奴」として定着してしまいます。
新規の営業先で、最初の取引で失敗を犯せば「アイツはできない奴」というイメージを持たれるでしょう。
それが、人生で最初で最後の失敗でも…です。

一度植え付けられた他人のイメージを払拭するのは、とても難しいものです。
作中でも、新人歓迎ディナーパーティーの幹事になり、頭を抱えているマイクにハーヴィーがこう言います。

「俺が何時に来ようと誰も何も言わないのは何故だとおもう?
入所してすぐ1日100時間働いてるっていう印象を植え付けたからだ。
今じゃ、何時に出て来ようが能力を疑う奴は1人もいない。
第一印象が命だ。ここで出遅れたら取り返せないぞ」

これは、どんなビジネスマンにも言えることです。

仕事だけではなく、新人歓迎会の幹事をそつなくこなせば、仕事も同じようにできるイメージを持たれます。
職場の上司への礼儀がしっかりできていれば、第一印象で誠実な人柄だと思われて信頼され、重要な仕事を頼まれやすくなりチャンスが広がります。
一見、重要そうではない会議の資料作りでも、誠心誠意向き合って誠実な仕事をすれば、それが他の人の第一印象として深く刻まれることもあるのです。
第一印象で他人に与えるイメージの重要性を十分理解していれば、その後の仕事のやりやすさや周囲からの信頼性にいい影響を与えられます。

第一印象と同じようにSNSの使い方にも注意が必要

これまで、初対面の印象は自分の目で見た瞬間のイメージで決まっていました。
ビジネスシーンでは、出会って数秒であなたのイメージが決まると言われていたので、清潔感やスーツの手入れが重視されていました。
前項でも、その大切さを解説してきましたが、昨今では、ビジネス相手に実際に会う前から、あなたのイメージが決まることがあります。
それが、SNSなどインターネットからの情報です。

どんなに誠実そうな顔をして企業に出向いても、SNSで人柄がバレてしまう可能性がありますし、取引が決まった相手にSNSを見られて、簡単に第一印象を覆されることもあります。
仕事での第一印象に気を使うのと同じように、利用しているSNSでイメージダウンになるような投稿をしていないか、すぐにでもチェックしてください。
ネガティブな発言や他人を批判するようなコメント、これまで経験したバイトの裏側を暴露するなどの投稿は、直ちに消去しましょう。

また、逆にSNSを使って、企業に自分の才能をアピールすることも可能になりました。
今や就職活動中の学生が、意中の企業の採用担当者にSNSを通じて、直接アピールするチャンスも生まれています。

ソーシャルメディアや個人ブログを使って、企業のプラスになるような活動の投稿しておくと、あなたのブランディングもできて仕事にもプラスになります。
現在、ビジネスする相手をネットでリサーチすることが可能になっているので、その点を考慮しておくと安心です。

まとめ

ドラマ「SUITS」に学ぶビジネス術 Vol.1~第一印象が大事~

第一印象の大切さを理解している人は多いのですが、その後の仕事に大きな影響を与えることまで、シビアに考えている人は少ないものです。

「最初に失敗をしても後から挽回すればいい」
「付き合いが深まれば誠実さを理解してもらえるはずだ」

確かに、第一印象で悪いイメージがついてしまっても、その後の関係の中で挽回することはできます。
しかし、そこに大きな労力を使うのはナンセンスです。
精神的にも大きな負担が掛かることもありますし、挽回するまでの仕事が評価されないことも考えられます。
それより、第一印象で強い好印象を与えられれば、その後の仕事のやりやすさも評価もアップしやすくなります。

スーツでビシッと決めたドラマのキャストたちを見習って、第一印象で勝負に勝てるビジネスマンを目指しましょう。

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