【いざという時のために】インターネット詐欺の手口と対策方法

【いざという時のために】インターネット詐欺の手口と対策方法
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インターネットは今や、私たちの生活のベースとなっている情報インフラです。
しかし一方で、あまりに便利で手軽なゆえに、危険な罠も潜んでいることを忘れないようにしたいものです。

特に、2020年からは新型コロナウイルスの感染拡大により、いわゆる「巣ごもり消費」と呼ばれるネット通販や、リアルに人と会えない寂しさからくる出会い系サイトの利用が急激に活発化。
これに比例して、インターネット詐欺が急増しています。

例えばクレジットカード情報のほか個人情報を盗用し、金銭的な被害を負わせるフィッシング詐欺の発生は現在過去最悪の水準となっており、2020年上半期で既に、最も被害件数の多かった年を上回る勢いで広がっています。

もちろん銀行やクレジットカード各社など金融機関は、不正利用自動検知システムを導入するなどの対策を講じています。
しかしインターネット詐欺を防ぐ一番の防御策は、利用者本人がリスクを把握し、常に注意を怠らないことにつきます。

この記事では、近頃多発しているインターネット詐欺の代表的な事例、そして詐欺に遭わないためにはどうすればいいかをお伝えします。

主要なインターネット詐欺の種類

インターネット詐欺犯イメージ

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とは、キャッシュカードやクレジットカードのパスワードなどのセキュリティ情報が盗用されてしまうというものです。
なりすましなどにも利用されるため、被害者どころか犯罪の加害者にされてしまうという非常に悪質な詐欺です。

代表的な手口としては、偽サイトに誘い込み個人情報を抜き取る、というもの。
銀行やクレジットカード会社、役所や警察などを装った偽メールを送りつけ、「個人情報を再登録してください」などの文言を表示して偽サイトに誘導し、個人情報を入力させるのです。

最近では、LINEやInstagramなどのSNSを経由したメッセージ、あるいはスマホのショートメッセージなど「つい開いて見てしまう」場面を利用するケースも増加しています。

また「おめでとうございます!当選しました」「限定クーポンをプレゼントします」などのお得情報を装ったメッセージも多くなっています。
気がつけば口座が空になっていたという被害者の事例は、決して他人事ではありません。

ワンクリック詐欺

ワンクリック詐欺とは、主にアダルトサイトや有料SNS、もしくは出会い系サイトなどで頻発しているインターネット詐欺です。
被害者が何気なくクリックしただけで、高額な請求画面が表示される、というのが最も多いケースです。

  • アダルト画像のサンプル写真をクリック
  • 異性の紹介写真をクリック
  • 登録時の性別確認や年齢確認をクリック

などが例に挙げられます。
多くの場合は「入会手続きが完了しましたので〇万円ご入金ください」など、うっかり信じてしまうような文言が表示されます。

またスパイウェアによって、デスクトップ画面に督促画面が表示され続けるような事例も多く見受けられます。

出会い系・SNSで知り合った相手に騙される

会ったこともない相手とのオンラインの出会いではあっても、友情や恋愛感情を感じるまでに関係が発展することもあります。
しかしその相手に高額な商品を買わされたり、性的被害にあってしまったりといった深刻な被害事例が多く発生しています。

従来は未成年者や高齢者に被害例が多かったケースですが、最近では手段が巧妙化し、年齢に関係なく被害にあう人が増加しています。

実際のインターネット詐欺事例

ネットショッピングで詐欺被害にあった女性

事例.1「オンラインショッピング利用時のフィッシング詐欺」

【主な手口】

多いのが「Amazon」「メルカリ」「楽天」「Apple」「LINE」など人気ECサイトを装ったフィッシング詐欺です。
未払い料金の請求、登録情報の更新依頼などを装った偽サイト画面からクレジットカード情報などを盗み取る、典型的なフィッシング詐欺のパターンです。

利用者の多いECサイトを語るメッセージを無差別に大量配信する方法で、「数を打てばあたる方式」でターゲットを誘うことが狙いです。
日ごろからよく利用しているECサイトからのメッセージということで、抵抗なくページを開いてしまう商品者心理を巧みに利用しています。

【対策方法】

異常を感じたらECサイトへの問い合わせが一番の近道ですが、まずはメッセージ送信者のアドレス表記や、誘導されたサイトのURLを確認してみましょう。 偽サイトを見分ける材料になります。
Amazonや楽天などのURLと異なっていれば偽サイトである可能性が高いです。「少しだけ異なる」場合が多いので、よく確認してください。

もしIDやパスワードを入力してしまった場合は、できれば両方とも、システム上それが不可ならパスワードだけでも、すみやかに変更しましょう。
クレジットカード情報を入力してしまった場合には、速やかにクレジットカード会社の紛失盗難窓口(24時間フリーダイヤルであることが多い)へ連絡し、事情を説明して利用停止およびカード再発行の手続きを行うのがベターです。

日ごろからクレジットカードの利用明細はこまめに確認して、身に憶えのない請求が発生してないかチェックしておくことが重要です。

事例.2「アダルト動画閲覧中に高額請求」

【主な手口】

ほとんどが無料サンプル動画をクリックしたときに発生しています。
急に「会員登録完了」と表示され、数万円(表示は米ドルが多い)の会費請求を伝えるメッセージが表示されます。
メッセージはデスクトップ画面に表示され続け、消したくても消せないというケースがほとんどです。

それほど高額ではないので「家族に見つかりたくない」「これくらいの金額ならいいか」などの心理を突き、お金を振り込ませます。
払わずにいると「法的措置を取ります」「自宅・勤務先に連絡します」など、不安を煽るメッセージが追加で表示される場合もあります。

【対策方法】

とにかく「無視」を徹底することが一番です。
「IPアドレスから個人を特定する」といった文句で脅すケースもありますが、原則、IPアドレスから個人情報を特定することは不可能です。
警察のような公的機関の捜査など、正当な理由がなければ各プロバイダー会社は契約者情報を開示することはできません。
おかしいと思ったらウィンドウの閉じるボタン「×」をクリックして終了してください。

念のため、セキュリティソフトのクリーン作業を実行して、スパイウェアを駆除しておくことをおすすめします。

詐欺事例.3「有名人になりすましたインターネット詐欺」

【主な手口】

SNSや出会い系サイトで遭遇することが多いインターネット詐欺です。
有名人のマネージャーや事務所のスタッフを装って、巧妙に外で出会う口実を作るような事例もあります。

また芸能人とメッセージのやり取りができるからと、偽サイトに登録させ利用料金をだまし取る手口も多くなっています。

【対策方法】

何かのアプリのインストール、サイトへの登録を誘導された場合や、メールアドレス、電話番号などプライベートな連絡先を聞かれた場合は「怪しい」と疑いましょう。
そもそも有名人の名前を持ち出す時点で、おかしいと警戒することが無難です。

まとめ~インターネット詐欺は巧妙さを増す一方!注意を怠りなく~

【いざという時のために】インターネット詐欺の手口と対策方法

インターネット詐欺事例は後を絶ちません。ここで紹介した以外にもさまざまな手口が生まれている状況です。
インターネットオークション詐欺や、ネットショップを装った詐欺サイトなど、様々な事例が日々報告されています。

ここでもう一度主なインターネット詐欺をまとめておきます。

  • フィッシング詐欺「個人情報を盗用し金銭的被害を負わせる。あるいは加害者に仕立て上げる」
  • ワンクリック詐欺「偽サイトに誘導し高額請求を要求する」

対策法については下記の方法が挙げられます。

  • 異常を感じたら金融機関やECサイトなどに問い合わせる
  • IDやパスワードを詐欺サイトに入力したらすぐ変更する
  • クレジットカード情報漏洩はすぐカード会社のサポートセンターに連絡する

大抵の場合、被害者側は詐欺を実行する側について、文字だけの情報以外を把握していないことが多いです。
実際に会ったことも電話で話したこともないのに、どうしてそれほど相手を信用する理由があるでしょうか?

インターネット詐欺が巧妙化を増す現在、注意をしすぎるということはありません。
今やなくてはならない存在となったインターネットですが、顔が見えないコミュニケーションであることを重々承知し、慎重な行動を心掛けたいところです。

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