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求人の方法を間違えると人材は集まらない
近年、深刻な人材採用難といわれています。
皆さんの中にも、「求人募集をかけたけれど人が集まらない」と悩んいる方はいませんか?
このご時世、ハローワークなど媒体ひとつだけで行っていたり、応募をかける求人媒体を間違うと、思ったように応募が来ないだけではなく採用コストの無駄遣いになってしまいます。
求人媒体は数多く存在し、それぞれ特徴や強みがあるため、それを良く理解した上で募集をかけましょう。
応募が増えるだけではなく、上手く活用できれば特別優秀な人材集めも期待できます。
掲載無料で安心 ハローワーク(公共職業安定所)
ハローワーク(公共職業安定所)は一番ポピュラーな求人の方法ではないでしょうか。
国の行政機関のため、募集する側も求職者も安心です。
無料で募集をかけられるため、企業側にとって負担も少なく求職者も多く利用しています。
ハローワーク運営のWEBサイトもあり求人情報を公開しているのもポイントです。
新卒者から即戦力のベテランまで幅広く求人情報を見てもらえ、条件を満たせばトライアル雇用助成金など助成金を受けられます。
ただ、求人票に記載できる情報量は少なく、専門知識や技術を持った人が応募するとは限らないため、ミスマッチや手続きや選考などに時間が割かれ、手間も多い募集方法ともいえます。
今も昔も求人の定番 求人情報誌
求人誌の利用もおすすめです。
駅やコンビニやスーパーなど、あらゆるところに置かれて無料ですから求職者の目に止まりやすく幅広い人材を集められます。
中には地域特化タイプもあるため、地元の人を対象にした募集にも適しているでしょう。
媒体、地方、都市部で料金は変わり、期間が1週間~2週間で最小枠だと約2万円、1ページなら40万円程度かかることもあるでしょう。
情報更新が楽 自社のホームページ
自社ホームページによる募集も有効です。
ホームページを作成しているなら募集ページを加えるだけで手軽ですし、コストもあまりかかりません。
ホームページを持っていないと作成費はかかりますが、求人募集以外に会社を宣伝すると考えればメリットは多いのです。
自由度も高く、ハローワークや求人誌のように限られた情報しか記載できないこともありません。
どんな仕事をするか、どんな人を求めているか、会社の理念や雰囲気などさまざまな情報を知ってもらえます。
再募集も複雑な手続きも少なく時間の無駄遣いを防げるでしょう。
ただし求人募集を見てもらうためには、まずホームページを訪れてもらう必要があります。
他の媒体に広告を出したり検索結果がトップに出るようSEO対策も必要となるため努力も必要です。
圧倒的集客力が魅力 求人サイト
集客力という点では、求人サイトも非常に強力です。
求職者に情報を知ってもらいやすく会社の宣伝にもなります。
新卒からベテランまで幅広く人材を集めやすいでしょう。
多くの情報を掲載でき、求人サイトのサービスによっては、画像や動画なども設置してくれます。
人材の情報も確認できるため、逆に募集している側から求職者へスカウトメールを送ることも可能です。
また特定の職種に特化した求人情報だけ取り扱うサイトもあり、エキスパートや資格者だけの応募も期待できます。
料金体制は一定期間掲載する掲載課金タイプ、応募で料金が発生する応募課金、採用で料金が発生する採用課金タイプがあり、料金も異なるため予算と照らし合わせて選んでください。
掲載期間やオプションで相場は変わりますが、掲載課金タイプだと1週間で1万円~20万円、期間が関係しない応募課金だと1万円台、採用課金では、アルバイトだと高くて5万円程度、社員は2万円~10万円程度が目安です。
急な補充が必要な時に 人材派遣会社
とにかく急いで働き手が欲しい場合、人材派遣会社を利用するのもよいでしょう。
業種に必要な知識や経験をすでに持っている即戦力を確保できます。
技術やマナーに関する教育も不要で、選考の手間がかかりません。社会保険加入手続きも不要です。
ただ、求めている人が派遣されて来るとは限りません。
人間性、知識、経験など、ベストな人材かどうか事前に確かめられないからです。
また、残業、契約外業務に柔軟な対応をしてもらえない場合もあります。
契約延長を断られることもあり、人の入れ替わりが激しくなるリスクもある方法です。
まずは身近なところから 知人の紹介や以前の同僚をスカウト
知人や親族に紹介してもらう方法や、かつての同僚をスカウトする方法もあります。手軽ですし、コストもかかりません。
同僚をスカウトした場合、ある程度、人間性や、知識、経験など把握しているために安心です。
知人や親族の紹介では、知識や経験があるとは限らず、新卒者と同じ場合もあります。
自分と紹介者の関係次第では、ミスマッチが起きても我慢しなければならないこともあるでしょう。
追加コストほぼゼロ! お店に求人募集の張り紙を貼る
店舗経営の場合、求人募集の張り紙を見て、お客様が応募してくれることもあります。
お客様が知り合いに紹介してくれることもあるでしょう。
費用も手間もほとんどかからず、他の媒体と併せて利用するのも効果的です。
しかし、働きたいと思えるお店でないと応募者がゼロという場合もあります。
お店の雰囲気など知っているため、忙しさと時給や給与に見合わないと感じられたら反応はないでしょう。
まとめ・状況に合った求人方法を選んで効率的に人材を集めよう
求人方法はハローワークだけではなく他にもたくさんあります。ただ、ひとつだけ利用するのは効率的ではありません。
コストをかけない求人方法もあるため組み合せて行えば求職者の目に止まりやすくなります。求人サイトを利用し、同時にハローワークやお店に張り紙を貼るなど工夫をしましょう。
求人方法を総動員し、条件に叶う人材を見つけてください。