今は昔と違って、個人事業主(フリーランス)が簡単に仕事を得られる時代になりました。
なぜなら、依頼主と受ける側の双方がどこにいても、ネット上で簡単に契約できる時代になっているからです。
しかし、ネットで集客できるとはいえ具体的にどうすれば良いのか、どうすれば仕事をもらえるのか、いまいちよくわからないという方もいるかもしれません。
また現状、何かしらの方法で仕事をもらっていても、もっと効率的なやり方があるのではないかと、模索しているかもしれません。
そこで今回は、個人事業主のネット集客方法について解説します。
目次
SNSで集客する
Facebook、Twitter、Instagram、LINEなど、今やSNSは、ビジネス活用する集客ツールとして定番となりました。
SNSの拡散性をうまく活用できれば、仕事を依頼したい人と、仕事を受けたい人が簡単につながることが可能です。
ただし残念ながら、SNSを運用するのは面倒、個人間のやり取りがしやすい分トラブルが発生しやすい、といったデメリットもあります。
SNSの運用にかなり力を入れている人もいるので、その中で目立って仕事を取るのが難しいという懸念もあります。
もともと人とつながったり、SNSでコミュニケーションを取ることが好きな人なら良いのですが、そうでない人も多いでしょう。
どうしても向き不向きがありますので、続けられないようであれば、他の手段を用いた方がいいかも知れません。
Webサイトで集客する
自分でWebサイトを立ち上げて、集客している人も多いです。
独自のホームページやポートフォリオ、ブログ形式など形態はさまざまです。
サイト内で、自分のスキルや得意な領域などをはっきりと書いておけば、依頼する側も依頼がしやすいでしょう。
ただし、Webサイトを作るのが面倒、Webサイトを作ったあとにきちんと運用しないと検索結果に表示されない、といったデメリットがあります。
また、Webサイトを運用している人は多いので、その中で、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで上位表示させるには、専門的な知識やノウハウも必要で割とハードルが高いです。
サイト内のコンテンツを充実させるために記事を書いたりしていたら、本業どころではないでしょう。
そのため余裕が出てきたら、Webサイトを運営して集客するのも一つの手ですが、最初の段階からいきなりWebサイトで集客するのは困難と言えます。
YouTubeで集客する
たとえばYouTuberは、動画から人を集めて、そこから仕事をもらっていたりします。
中には、YouTube経由で仕事をもらって、テレビに出ているような人もいますね。
今はYouTubeの時代と言っても過言ではないくらいで、芸能人もこぞってYouTubeを始めています。
またYouTuberといかないまでも、そこそこ動画に人が集まって、そこからビジネスにつなげる人もいます。
YouTubeは、立派に仕事をもらうためのツールになるということです。
ただし、世の中にこれだけYouTubeで動画配信している人がいる時代なので、YouTubeで人を集めるのは大変です。
せっかく動画を配信して集客しようと思っても、全然再生数が増えず、ビジネスにつなげられない、という人も多いのが実情です。
余裕があればYouTubeに取り組むのも一つの手ですが、収益につながる確率が低い分、先にもっと確実な方法で集客を目指した方が良いでしょう。
合わせて読みたいおすすめ記事
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトとは、オンラインで仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人を結びつけるサービスです。
SNSやネットサイトを立ち上げて集客するのは難しいですが、クラウドソーシングサイトなら、募集されている案件に応募することが出来るので、自分から積極的に仕事を受けに行くことができるからです。
特にネットサイトだと、仕事を依頼したい人が訪れてくれるのを待つ必要がありますし、SNSでも、そもそも仕事を依頼する目的で使っているアカウントが限られているので、探し出すのが面倒です。
SNSも基本的には、募集して依頼が来るのを待つ使い方が一般的なので、SNSで自分から仕事を探すのは非効率でしょう。
結局のところ、SNSもネットサイトもある程度有名になって、人に訪問してもらう必要があるのです。
クラウドソーシングサイトなら、登録してすぐに仕事の募集が見つかり、自分から応募することもできます。
そこで実績を積み重ねていけば、実績や信頼性が蓄積していくので、自然に依頼が来るようになります。
気軽に始められて、早く集客したい、仕事の依頼を受けたいということであれば、クラウドソーシングサイトが一番手っ取り早いでしょう。
クラウドソーシングサイトの種類
ひとことにクラウドソーシングサイトといっても、いくつか種類があります。
たとえばライティングの仕事だけを募集しているサイト、プログラミング、ライティング、アンケート、イラストなどなどいろいろな仕事を募集しているサイト、などです。
また特技を売るサイトなどもあり、たとえば占い、出張手品、などなどの特技を登録しておいて、自分から営業をかけたり依頼を待つことができます。
実績を積めば依頼が来るようになる
クラウドソーシングサイトで実績を積めば、自分のアカウントがサイト内で上位表示されるようになります。
そうすると、自分から顧客にメッセージを送らなくても、勝手に依頼が入るようになります。
依頼が入るようになると、より高単価の仕事を狙っていく、仕事を継続する、別の仕事にシフトしていく、など自由度が上がっていきます。
どうしても仕事が取れない場合は
上記のような方法を実践しても、どうしても仕事が取れないということがあるかもしれません。
しかし、ネット上での個人事業主への依頼は供給過多の状態です。
つまり需要が追い付いていないので、仕事がないという状況はおかしいのです。
仕事を選びすぎているか、ニッチな分野での仕事ばかり探しすぎている、といったことが原因で仕事が得られないと考えられます。
そんなときは、いったん自分のやりたいことから外れたり、希望の単価よりも下がっても、積極的に仕事をこなしていくべきでしょう。
そうすることで、自分自身が仕事を受けてこなしていく流れに慣れますし、実績が積み重ねられます。
クラウドソーシング内の実績は、クラウドソーシング内だけのものなのですが、少なくとも、そのサイト内では確実に仕事をもらえるようになります。
またサイトを通して出会った顧客が、長期的なビジネスパートナーになるようなケースもあります。
簡単なことからで良いので、積極的に仕事をこなしていくことが重要ですね。
クラウドソーシング内でも、まったく実績のないユーザーは敬遠される傾向にあるので、とにかく実績を積む必要があります。
まとめ
個人事業主がネットで集客する方法は複数あります。
しかしどの方法もハードルが同じというわけではなく、クラウドソーシングサイトが、まずは気軽に始められる代表格と言えそうです。
SNSやWebサイトやYouTubeで集客する場合、自分のメディアを人気にして、人を集めるまでが大変です。
クラウドソーシングサイトなら、登録後すぐに仕事を受けることが可能で、また実績を積めば依頼者側から声が掛るようにもなります。