日本政策金融公庫の面談で聞かれること&回答の必勝ポイント

日本政策金融公庫の面談で聞かれること&回答の必勝ポイント
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創業時の資金調達先によく利用される日本政策金融公庫。起業の推進・支援が目的の公的な金融機関なので、創業時でも融資が受けやすいとして知られています。

とはいえ、当然のことながら融資の可否は提出書類の内容や事業主との面談など、審査によって判断されます。
他の金融機関よりハードルが低いとはいえ、審査を通過することは決して容易ではなく、通過率はおよそ50~60%程度とされています。
「面談」と聞いて、何を聞かれるのか心配な人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、融資審査の実状をよく知る「Bricks&UK」の創業支援担当者に聞いた、日本政策金融公庫の融資面談で必ずされる質問や答え方の秘訣、融資面談に関してよくある疑問への回答を伝授します。
ぜひ参考にしてください。


【この記事の監修者】
「税理士法人Bricks&UK」 融資コンサルタント 西井

創業融資を希望する数多くの事業主の方からご相談を受け、これまでの経験から融資獲得に向けた実践的サポートを行っている。
現在は、創業計画書の無料添削サービスも実施中。


目次

日本政策金融公庫の利用の流れ

日本政策金融公庫の面談で聞かれること&回答の必勝ポイント

まずは日本政策金融公庫に融資を申し込んだ際の、大まかな流れを見ておきましょう。

融資申し込みの流れ

融資を受けるには、まず書類の提出など申し込みの手続きが必要です。
各地にある日本政策金融公庫の支店に持参または郵送することもできますが、公式サイトからのインターネット申し込みなら24時間365日いつでも申し込めて便利です。

STEP.1 融資を申し込む
STEP.2 面談の実施
STEP.3 融資可否の決定
STEP.4 融資金の振込

ネットで申し込む際は、必要書類もフォームやデータで提出できます。
必要な書類は、借入申込書(国民生活事業用・フォームあり)のほか、創業計画書や見積書(設備資金を借り入れる場合)、運転免許証や事業に必要な許認可証など。
借入申込書以外は、データをアップロードして提出します。

書類や面談による審査を経て融資が決定すれば、借用証書などの書類が郵送されてきます。
融資不可となった場合にも電話連絡が入ります。

面談の流れ

融資の申し込みを行ったら、面談の日時や場所、必要書類などについて記載された書類が届きます。

面談当日は、指定された時間に指定の場所に行き、面談を受けます。場所は主に2パターンあり、日本政策金融公庫の支店または、自社の工場や店舗への訪問面談となります。どちらになるかは公庫側が指定します。

公庫では、支店にもよりますがカウンターや個室、パーティションで区切った応接スペースなどが面談場所になります。
公庫側1~2名、こちらは1名で行うのが一般的です。面談では、公庫側の質問に1つ1つ答えていきます。

では、面談当日は具体的にどのような質問がされるのか、そして回答する際に気を付けるべきポイントを見ていきましょう。

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面談でよく聞かれる質問と回答ポイント

日本政策金融公庫の面談で聞かれること&回答の必勝ポイント

融資の面談では、創業の動機や自己資金の調達方法など、必ず聞かれる質問があります。
主な例を挙げてみます。

Q.創業の動機を教えてください

この質問への回答のポイントは、「夢や想い」を語るのではなく「現実的に事業の開始が可能になったきっかけ」を答えることです。
例えば、「店舗の空きが見つかった」「必要な機械の購入見込みが立った」のように、事業を始める用意ができた状況を伝えましょう。

なぜ融資を受けたいのか」という観点から考えると答えが出やすいかも知れません。

Q .これまでの経歴・職歴を教えてください

実務経験がどれくらいあるのか、どのような経験をしてきたのかは、融資審査でもっとも重視されることの1つです。
どういう仕事をして、どういうポジション(役職など)にいたのか、どういうスキルを持っているか、などを聞かれます。

ここでのポイントは2つ。
1つ目は、経験の年数です。最低でも5~6年間の経験はないと、「経験」として認めてもらいにくいのが現実です。
せめて、経験不足を埋める何らかの材料(共同経営者がベテラン作業員であるなど)が必要となるでしょう。

2つ目は、作業経験以外のスキルのアピールです。
管理職として部下をまとめていた、社員の育成にも関わっていた、などのマネジメント経験は積極的に伝えてください。

Q .自己資金はどのようにして貯めましたか

この質問に対する対策は、融資申し込みをした後では難しいというのが正直なところです。

というのも、ポイントは大きく2つ。
1つ目は、「見せ金」でごまかそうとしないことです。
融資において、自己資金については「預金通帳」の記載内容、つまり口座への入出金の動きがすべてを物語ると言ってもよいでしょう。
まとまったお金の入金があるものの振込先が空欄、といった場合には、「これはどこからの入金ですか?」といった確認もされます。

2つ目は「自身の過去のお金の使い方」が問われるということです。
創業前ですから、確定申告書や決算書などは存在しません。その代わり「個人としてどのようなお金の使い方をしてきたか」が重視されます。

「将来に備えて以前から貯蓄をしていて、大金を頻繁に無駄遣いするような人ではない」と通帳の中身で示すことがベストです!

Q .ビジネスモデルはどのようになっていますか?

ビジネスモデルとは、その事業によって収益を上げるための仕組みをいいます。
誰がどのように事業に関わっていくのか、具体的には、仕入先や顧客、取引先などの取引相手と、自社を含めたそれぞれの関係性を示す相関図のようなものです。

ここでのポイントは、資料として図を用意し、それを見せながら説明することです。そうすれば、自身の理解度を証明できます。

ビジネスにはさまざまな立場の人や会社が関わるため、一言で説明するのは難しいでしょう。
自身の理解のためにも一度わかりやすい図に起こしてみてください。

Q .売上の目途を教えてください

月平均でどれだけの売り上げを出せる見込みがあるのか。これも必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
具体的かつ明確な答えとともに、顧客リストや発注書など、売上見込みのわかる資料を用意しておく必要があります。

売り上げの目途として答える金額は、多すぎれば「見込みが甘い」、少なすぎれば「返済できないだろう」と見なされます。つまり多すぎても少なすぎてもNGです。

目安となる数字を挙げるなら、最低でも月商60万~70万円の見込みはないと難しいでしょう。営業経費と生活費で、どうしてもこれくらいは必要となるからです。

Q .融資額の使いみちを教えてください。何にいくら必要ですか?

ここで求められるのも、具体的で明確な答えです。この質問には、答えに詰まってしまう人も多いとのこと。

ちなみに、日本政策金融公庫の融資は目的が「事業資金」に限定されています。
設備資金または運転資金に使われるものでなくてはなりません。

設備資金については、導入する機器の見積書などがあれば金額は明確なので、ほぼ問題ないでしょう。
問題は運転資金の方です。運転資金は営業経費の3~5カ月分と見ておくのが一般的です。
つまり、毎月の営業経費がいくらなのかを把握しておかなくてはなりません。

ちなみに、融資で調達すべき金額は次の式で計算できます。
(必要な設備資金+運転資金)-自己資金=借入でまかなう金額
それぞれの額をしっかりと算出しておきましょう。

面談での受け答えで気を付けるべき共通ポイント

日本政策金融公庫の面談で聞かれること&回答の必勝ポイント

上の章で紹介した質問は、必ず聞かれることとして答えを考えておくとよいでしょう。
さらにそれ以外にも、融資面談では気を付けておくべきことがあります。
融資審査の必勝法ともいえるポイントを見ていきましょう。

「過去」も「未来」も明確に

日本政策金融公庫が知りたいのは、その事業主の「過去」と「未来」の両方です。
創業にあたり、未来への熱意を語り計画を練ることはできる人が多いのですが、「過去」については忘れがちとのこと。過去の売り上げ実績のない創業時には、自分がこれまで何をしてきて、どんなスキルを身に付けたのか、何を目標にして、自己資金はどうやって貯めてきたのか、といったことが重要となります。

これもすなわち、就活や転職活動で行う「自己分析」です。同じようにやってみてください。

創業計画書の内容を頭にしっかりと入れておく

融資を受けるためには、創業計画書に記入する内容にも気を付ける必要があります。
そのため、事業主自身で書くのでなく、税理士や行政書士などの専門家に頼むことも多いでしょう。

専門家のサポートを受けること自体はおすすめなのですが、内容を把握しておらず面談で困る人も多いという意外な落とし穴も。質問されて「えーっと、何て書いてあったっけ」などと確認するようでは、主体的に事業を経営していけるかどうか疑問を持たれても仕方ありません。

「いくら融資してもらえるのか」でなく「いくら必要か」

中には、「いくらなら融資してもらえるのか」という視点で考えてしまう人もいるようです。
しかし融資を受けるには、「この金額が必要」と希望額をこちらからはっきりと示さなくてはいけません。

「いくらならいいのか」という質問では、自分に必要な額がわかっていないのではないかと疑われます。もしくは計画的に返済できるかどうかも疑わしく見えてしまうでしょう。

面接に臨む「姿勢」も大切に

面談に臨む際は、就職活動や転職活動の面接に行くのと同じような心構えでいましょう。

就職や転職、融資のいずれも、相手に自分の能力と信頼性をプレゼンするようなものです。
時間を守ることはもちろん、話をする姿勢や聞く態度、服装や身の回りの物などにも気を付けることが、成功(融資の獲得)につながります。

面談では、事業への熱意や借りる側としての誠意を伝えることも重要です。
姿勢や態度にも、熱意や誠意は表れます。

面談についてよくある疑問

日本政策金融公庫の面談で聞かれること&回答の必勝ポイント

融資面談に臨み、服装や持ち物など、さまざまな疑問を持つ人も多いでしょう。この章では、その疑問を解消していきます。

Q1.面談は絶対に受けないとダメ?

答えは「YES」です。
公式サイトにも、「初めて融資を受ける人は原則として来店による面談が必要」と書かれています。

Q2.面談はどこで行われる?場所を指定できる?

面談は「日本政策金融公庫の支店」または「工場や店舗などへの訪問」のいずれかで行われます。

どちらになるかは日本政策金融公庫側が決めることであり、こちらから指定はできません。

Q3.面談にはどんな服装で行くべき?

これは「スーツ」が正解です。相手は公的金融機関であり、こちらが融資を頼みに行く立場。
面談の日時はあらかじめ連絡されているので、それに合わせて失礼のない服装で行くのが礼儀です。

身に付けるアクセサリーや時計についても要注意。
高級腕時計やジュエリーなどは、お金に替えようと思えばできるものです。事業より個人的な物に多額のお金をかける人かも、という懸念を持たれてしまいます。

Q4.面談日の必要書類は何?

当日必要とされる書類は、事業内容など個々のケースによって異なります。

一般的には、営業計画や状況がわかる売上台帳や顧客リスト、発注書といった書類や、資産や負債がわかる書類、例えば直近2年分の源泉徴収票など。

指定されたほかにも、事業計画書の内容を客観的に説明できる根拠となる資料は何かを考えて持って行くことをおすすめします。

Q5.面談日の持ち物は?通帳や印鑑はいる?

預金通帳の持参は必須です。融資が即日決まることはないので、印鑑は不要でしょう。

持っていくと安心なのは、本人確認としてコピーを提出済みの運転免許証や、事業に必要な資格・許認可の取得を証明するものです。

Q6.面談は誰か他の人を代理にしてもいい?

答えは「NO」です。面談は事業主本人の出席が必須です。

急な用事や体調不良などがあったとしても、管理能力の観点で問題視されます。多額の資金の借入という事の重大さから見ても、代理を立てるべきではありません。

当日にどうしても行けない理由ができた場合は、予定時間までに必ず連絡を入れ、日時を変更してもらいましょう。

Q7.誰かと一緒に面談を受けてもいい?

共同経営者なら同席可能ですが、現在は税理士などの第三者の同席はできないことになっています。

以前は同席者も許されたものの、回答まで任せてしまう人も多く「事業については当事者本人がしっかりと説明すべき」という考えから変更となったようです。

共同経営者ではない配偶者の場合は、同席可能かどうかは公庫側(支店)により判断が異なる場合があります。事前に確認しておきましょう。

Q8.面談の時間はどれくらい?

面談にかかる時間は約30分、長くても1時間半くらいです。

念のため、前後数時間は余裕を持って予定を立てておきましょう。

Q9.面談後、融資の可否が決まるまで期間はどれくらい?

融資可否の連絡は、遅くても1週間以内にくるのが一般的です。

Q10.過去の税金滞納や未納などについても聞かれる?

信用情報については面談日までに調べてあるはずです。
そのため、滞納があるか、未納はないか、といったダイレクトな質問がされる可能性は低いでしょう。
ただし、未納などが続いている場合は「どうなりましたか」などと状況を確認される可能性があります。

この場合、表向きは質問の形でも相手は答えを知っている可能性が高いので、嘘やごまかしは禁物です。

面談当日にあまり質問されないための秘策!?

融資を受けられるかどうかの判断となる面談。受け答えがしっかりできるか自信のない人の方が多いでしょう。
そこでおすすめしたいのが、面談当日はなるべく質問をされずに済むように準備することです。

方法は、融資を申し込む際に送る添付書類・資料の種類や記載内容を必要最小限でなく最大限にして、相手が質問する必要のない状態にしておくこと。
つまり、面談で深掘りされずに済むようあらかじめ提出書類を万全にし、想定される質問は聞かれる前に答えるべく、添付書類を送っておきます。

融資の審査では、まず申し込み時に提出された書類の内容が確認されます。
面談では、書類だけではわからない内容や具体的な説明を聞く目的があります。
もちろん、申し込みあるいは面談当日までにその内容はしっかり把握しておくことも大切です。

必要になりそうな資料はもれなく持参し、確認の質問をされてもよどみなく答えられるように準備しておきましょう!

まとめ~融資面談への準備もBricks&UKにおまかせ!

税理士法人Bricks&UK

日本政策金融公庫による創業融資面談では、「返済能力があるかどうか」が最重要ポイント。そのため必ず聞かれる質問はほぼ決まっています

創業の動機や、事業に役立つ自己の経歴、自己資金の調達手段、融資金の使いみちについては、質問者の意図に沿って明確に回答できるよう準備しておきましょう。

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日本政策金融公庫が、融資審査時に提出を求める重要な書類が「創業計画書」です。
創業計画書とは文字通り、創業するための計画書のこと。
この創業計画書のクオリティが、融資成功のカギと言っても過言ではありません。
記入する項目は、インターネットなどで調べれば見本が見つかるので、「それくらい自分でもできるよ!」と思う方が多くいらっしゃいます。
しかし実際にはどれだけ上手く、それらしく創業計画書を作成しても「それだけではダメ」なんです!

なぜそれだけではダメなのか?成否を分けるポイントはどこなのか?
ここを知っているかどうかが、融資成功の分かれ道になります。

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