理想のロゴマークの作り方を解説!自社ブランドを可視化しよう

理想のロゴマークの作り方を解説!自社ブランドを可視化しよう
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ロゴマークは企業のシンボルであり、普段何気なく目にしているロゴマークも一見簡単なデザインに見えて、実は随所にさまざまな思いが込められたデザインだったりします。
またロゴマークには、企業のイメージアップ効果も確認されていて(トライベック ・ブランド戦略研究所による2011年の調査結果を参照)、ブランディングの面においても大きな役割を果たしているのです。

こちらの記事では、ロゴマーク制作の手順やポイント、注意点などを説明します。
これから開業することを考えていて、ありきたりでなく自社の顔となる素敵なロゴマークを作りたい方はぜひ読んでみてください。

ロゴマークの作り方の手順とポイント

理想のロゴマークの作り方を解説!自社ブランドを可視化しよう

ロゴマークを作るときは、きちんとした手順に従って意味のあるデザインにしましょう。
シンプルなデザインのロゴマークにも、細部にわたりさまざまな意味が込められているものです。

例えば「トヨタ自動車」のロゴマークは、3つの楕円が左右対称に組み合わさったデザインです。これはトヨタの「T」を表しているだけでなく、円と円の重なりがユーザーとトヨタのつながりを表現しているのだといいます。
また、楕円はステアリングホイールをモチーフとしており、線の太さにもこだわってデザインされています。

では、どのようにロゴマークを作っていくのか、順番に見ていきましょう。

全体のイメージを決める

ロゴマークを作る目的は、主に自社のブランドイメージ確立や宣伝・広告の役割を果たすことです。

見る人にどういうイメージを与えたいのか、自分が何を表現したいのかということからアイディアを出し、全体のイメージを決めていきましょう。

例えば、富裕層がターゲットなら高級感のあるラグジュアリーなデザイン、ファミリー層がターゲットなら温かみや親しみやすさのあるデザイン、そして若者がターゲットならかっこいい・かわいい・オシャレなデザイン、といった具合です。
また、ブランドイメージの確立という意味では、企業理念や創業のルーツなど「自分が伝えたい」という思いを表現するデザインにすることも大切です。

モチーフを決める

全体のイメージが決まったら、目に見える形にしていきます。社名や企業理念、業務内容から何らかのモチーフを決めると、デザインが固まりやすいです。
大企業のロゴでも、自社の企業理念や社名の由来などを絡めたモチーフが使われていますし、有名なロゴデザインにもそれぞれ次のように意味があります。

スポーツメーカーであるナイキのロゴマークは「スウッシュ (Swoosh)」と呼ばれ、社名の由来でもあるギリシャ神話の勝利の女神「ニケ(Nike)」の翼をモチーフにしています。躍動感やスピード感を表現したデザインです。

スターバックスコーヒーのロゴマークはギリシャ神話の「セイレーン」がモチーフです。きれいな歌声で船乗りを魅了したといわれるセイレーンのように、スターバックスも多くの人々を魅了したいという思いが込められています。

マクドナルドは「ゴールデンアーチ」と呼ばれる黄色の橋をモチーフにしていますし、JALは現代的なスピード感と日本の伝統を融合した「鶴」をモチーフとしています。

創業にかける思いや表現したいイメージをもとに、デザインの基礎となるモチーフを考えましょう。

色・配色を決める

色にはそれぞれが持つイメージがあるので、そのことを意識しながら色・配色を考えます。

例えば赤は「温かみ・情熱・力強さ」などを連想させるほか、食欲増加を促す効果もあります。そのため、特に食品メーカーのロゴに使われることが多い色です。

青には「清涼感・クールさ・落ち着き」のイメージがあります。知的な印象のある、商社やIT企業など数多くの大企業のロゴに用いられています。

その他にも黄色は活発なイメージ、紫は高級感、緑は安らぎと安心感など、色が人に与える印象は異なります。また、単色にするか多色づかいにするかもポイントです。配色も、何と何をどう組み合わせるかによってイメージが大きく変わってきます。コーポレートカラーが決まっていない場合は先に決め、それを軸にしていくとよいでしょう。

文字のフォントを決める

フォント(文字のデザイン)だけでも、ロゴマークのイメージは大きく変わります。

日本語のフォントは大きく4種類に分けられます。落ち着きや信頼感のある「明朝体」、力強くモダンな「ゴシック体」、伝統感ある「筆書体」に手書き感のある「手書き文字」があり、それぞれによって印象が異なります。

アルファベットの場合も「セリフ体」「サンセリフ体」「筆記体」「手書き」の4種類があります。また、それを基に作られたさまざまなフォントが存在します。

文字の太さも考慮しましょう。細い文字は繊細で女性的な印象を与えますし、太い文字は男性的で力強いイメージを与えます。

複数のフォントを比較しながら検討していくと決めやすいです。

スペース(空白・余白)を考慮する

ロゴマーク制作では、余白のとり方もデザインのひとつです。

例えばデザインの余白部分である「ネガティブスペース」をうまく活用することで、伝えたい部分を強調したり印象に残るデザインを作ることができます。
スペースの使い方によっては人が最も美しいと感じる縦横比率1:1.618の「黄金比」を作ることも可能です。

有名なロゴマークにも黄金比は頻繁に用いられています。良いロゴデザインをするにはぜひ、スペースの使い方も意識しましょう。

ロゴマークを作る際に押さえるべきポイント

理想のロゴマークの作り方を解説!自社ブランドを可視化しよう

ロゴマークを作る際のポイントをまとめると、次の5つが挙げられます。

  • シンプルであること
  • 遠くからでも目を引き、見やすいこと
  • 流行にとらわれないこと
  • 文字はフリーのフォントを使うこと
  • 似たようなデザインのロゴが他にないこと

それぞれ、順に解説します。

シンプルであること

ロゴマークで想いを表現しようとすると、ついデザインに色々な要素を盛り込んで複雑にしまいがちです。
しかしロゴマークはシンプルであることも重要です。
シンプルなデザインほど見た人の心には深く残り、デザインに込められたメッセージもストレートに伝わります。

Mac」でおなじみのアップル社のロゴマークに代表されるように、シンプルなデザインほど多くの人の心に残るのです。
一方で、シンプルなデザインほど作るのは難しく、腕のいいデザイナーでなければ無駄のそぎ落とされた良質なデザインを生み出すことはできません。

シンプルでクオリティの高いデザインにこだわるのなら、依頼するデザイナーもしっかりと選ぶ必要があるでしょう。

遠くからでも目を引き、見やすいこと

ロゴに込められた思いやメッセージをストレートに伝えるためには、遠くからでも目を引き、見やすいものであることも重要です。
文字が読めない」「何の図柄かわからない」というようなロゴマークでは、人にイメージを伝えることもできません。

ロゴマークはいつも近くで見られるとは限らないものです。
例えば看板や屋外公告では、離れた位置から見てもわかるようでないと、ロゴの意味がありません。近くで見ていると気づかないことも多いので、制作するときは近くからや遠くから、いろんな角度から見て作っていくのがおすすめです。

流行にとらわれないこと

好まれるロゴマークにするために、流行を意識したデザインにしたいと考える人もいるかもしれません。
流行を取り入れること自体は自由ですが、流行にとらわれ過ぎたデザインにならないよう注意しましょう。

流行にもいろいろあり、流行の形を取り入れることで、時代が経つにつれて悪い意味での古さを感じさせるおそれがあります。また、他社のロゴマークと同じようなデザインになってしまう可能性も。

たとえば創業のきっかけが何かの流行だったような場合には、後から見たとしても説得力があり印象に残るかもしれません。その場の流行に則るよりは、やはり企業理念や自社が社会的にあるべき姿を表せるような、オリジナリティーあるロゴにしたいものです。

文字はフリーのフォントを使うこと

文字部分には、フリーフォントを使いましょう。市販の有料フォントの多くは、商用利用が禁止されています。
市販されているからといって、有料で購入したからといってどのような用途にも自由に使えるわけではありません。

フォントに関する権利は基本的にフォントを制作したメーカーが所有しています。ですのでそのフォントでロゴマークを制作したとしても商標登録をすることができません。

フリーフォントにも種類は豊富なので、好みのデザインがみつからないということはまずないでしょう。

似たようなデザインのロゴが他にないこと

ロゴマークは自社のアイデンティティーを可視化したものです。他社と被らないよう、オリジナリティあるデザインを考えましょう。

異なる意図や目的で作ったものであっても、似てしまうことがあるかもしれません。しかし「どこかで見たことある」「○○のをパクったんじゃないか」などと思われるのは何としても避けたいところです。

商標権の問題もあります。
他社がすでに商標登録しているロゴマークと似たようなデザインでは、特に同業の場合は自社での商標登録ができません。商標権の侵害にあたる恐れもあり、最悪の場合はその企業から訴えられてしまうこともあるのです。

自社のロゴマークを決める前には、下記のツールを使うなどして、似たようなロゴが既に存在しないかどうかをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

参考:商標検索サイト「Toreru(トレル)

これは避けたい!悪いロゴマーク

理想のロゴマークの作り方を解説!自社ブランドを可視化しよう

ここまでは「良い」ロゴマークを作るために必要なことをお伝えしました。この章では「悪い」ロゴマークについて見ていきましょう。

一見、当たり前のようなことでも、制作に熱中するうち見落としてしまうこともあるので注意してください。

どこかで見たことがある

「どこかで見たことがある」、これはロゴマークが一番持たれたくない印象ではないでしょうか。自社の顔として、アイデンティティーとして存在すべきものが他社と似たようなものでは、「何かに似ている」という印象しか与えません。

また前述のように、デザインが他と酷似している場合には他社の商標権を侵害してしまう危険性もあります。

全く同じロゴマークではないにしても、文字の表記や色が少し違うだけなど、消費者が混同するような商標は「類似商標」と見なされてしまう可能性があるのです。

ロゴマーク制作の際には、先ほどの商標登録検索サービスなどを使い、似たような商標登録が既に存在する場合には再考しましょう。

細かすぎて見にくい

ロゴマークは、看板などの大きな表示だけでなく、封筒や名刺などの印刷物の端といった小さな面積でも用いるものです。

たとえばボールペンのようなノベルティーや名刺に使った場合、細かすぎて見にくい、潰れてしまうようなデザインでは、ロゴマークの目的を果たせません。

ロゴマークは掲載するものによって拡大・縮小して使う、ということも考慮して制作する必要があります。

ロゴの意味を説明できない

デザインにこだわり過ぎた結果、何を表現したいのか、見る人にどういうイメージを持ってもらいたいのかわからなくなってしまうことがあります。

また、ロゴマークを軽く考え、制作のすべてを人任せにしてしまうケースもあります。

ロゴ本来の目的を果たすことができないロゴマークでは、見た人の印象にも残らないかもしれません。意味を聞かれても簡潔に答えられる、わかりやすいデザインが良いロゴといえるでしょう。

もう1つ避けるべきは、そのロゴマークから自分の意図とは異なるイメージを持たれてしまうことです。その場合、たいていは良くない物に見えるものです。誤解を招く表現になっていないか、別の何かに見えたりしないかもよく確認しましょう。

ロゴを制作する方法

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ロゴ制作はプロに依頼するのが一般的ですが、費用を抑えるには自作したりクラウドソーシングで発注したりする選択肢もあります。

ここではロゴを制作するいくつかの方法と、それぞれのメリット・デメリットなどについて解説します。

自作する

デザインソフトなどを使って自分でデザインできるのであれば、自作に挑戦するのもよいでしょう。
最近では無料で使えるロゴ制作アプリなどもあるので、特別なスキルがなくても簡単なデザインなら自作可能です。

ロゴマークを通して表現したいこと、伝えたいことは自分自身が一番よくわかっているはずです。細かいディテールは他人には伝えにくいこともありますが、自分の頭の中にある形を具現化できるのは自作のメリットです。色や形などを少しずつ変えてみたりと、あらゆるパターンが試しやすいのも自作のメリットでしょう。

自作はソフト以外の費用がかからず手軽な方法ではありますが、クオリティや洗練度、といった面ではプロの制作物より劣る可能性が高くなるのがデメリットでしょう。

クラウドソーシングで依頼する

クラウドソーシングを使ってフリーランスのデザイナーにロゴ制作を依頼する方法もあります。
自作と違って費用はかかるものの、デザイン会社に依頼するより比較的安価で制作できるのがメリットです。

ただ、クラウドソーシングにはさまざまなスキルレベル・得意分野の違う人が集まっています。発注の際に自社の思うデザインをしてくれるかどうかを判断するのが難しく、場合によってはあまり腕の良くないデザイナーだったりすることも。

安く作ってもらえるという点では魅力的ですが、制作会社に依頼するのに比べればややリスクがあるのがデメリットです。

プロに依頼する

高品質のデザインを追求するのであれば、プロである制作会社に依頼するのが一番です。
きちんと実績のある制作会社であれば、クオリティが高く満足のいくロゴマークに仕上がる可能性が高いでしょう。

自作やクラウドソーシングへの外注でもロゴマークの制作は可能ですが、プロと同じレベルのものができるとは限らず、場合によっては商標権侵害などの問題が生じることもあり得ます。

しかしプロに任せれば、商標などの権利関係の重要度も理解しているはずですし、費用以外のリスクを最低限に抑えられます

高品質のデザインができる分、それなりに高額の費用が発生することは覚悟する必要があります。
最終的には予算に合わせ、どのくらいのクオリティを求めるか考えて決めることになるでしょう。

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ロゴマークの制作は社内のデザインチームが担当しており、制作は多くのロゴデザインを手がけてきた実績の確かなデザイナーがさせていただきます。
また会社設立サポートと合わせてロゴ制作をお受けすることで、料金も限界まで抑えたプランとなっています。

まとめ

理想のロゴマークの作り方を解説!自社ブランドを可視化しよう

ロゴマークはどこかで見たことがあるようなありきたりなデザインではなく、細部までこだわったオリジナルティのあるものを作りましょう。

ただし、デザインに凝り過ぎて文字が読めなくなったり、自分でもデザインの意味を説明できないようなデザインは適しません。
良いロゴマークの多くはシンプルにデザインされています。シンプルで良いデザインほど作るのは難しいので、こだわりをもって高品質なデザインを追求するなら、プロに依頼し、ある程度の費用をかけることも必要です。

なお、起業や会社設立の際には、ロゴマークの制作より前にまず資金調達や事業計画書の作成などの課題もあるでしょう。
税理士法人Bricks&UKでは、その両方を合わせてサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。

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