「小さな飲食店」開業するために
費用はいくら必要?何をすればいい?

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?
【記事を読んで「いいね!」と思ったらシェアをお願いいたします!】

自分のお店を持ちたいと考えた際、大きな課題となるのが「開業資金」です。
いかにして開業資金を調達するかということは、多くの人が悩むところでしょう。

そんな方にご紹介したいのが、「小さな飲食店」の開業です。
コロナ禍により大きな影響を受ける飲食業界では、カフェや居酒屋・バーといった 比較的小規模な開業が人気となっています。
小さな飲食店であれば開業資金の悩みを解消でき、開業の夢に大きく近づく可能性があります。

本記事では小さな飲食店のメリット・デメリットや開業の流れ、そして必要な資金などについても説明します。

「小さな飲食店」の定義

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?

明確な定義はありませんが、一般的には広さ10坪前後で席数が20席以下のお店のことを指すケースが多いようです。
これは飲食店の中で言えば、かなり小規模であるといえるでしょう。

飲食店は席数が売り上げに直結するため、小さな飲食店では坪当たりの席数を増やすためにカウンター席をメインにするお店が多いです。
そのためグループでの利用にはあまり適しておらず、バー・カフェ・寿司屋・ラーメン店といった、一人客が利用しやすい業態が多いというのも特徴と言えます。

なぜ今「小さな飲食店」が注目されるのか?

近年コロナ禍の影響により、飲食店業界は大きく売り上げが減少しています。
日本フードサービス協会の調査によれば、飲食業界全体における2020年の売上は前年比84.9%であり、調査開始以来最大の下げ幅となりました。
一般社団法人日本フードサービス協会『2020年外食産業市場動向調査』令和2年

このような状況のなか、最近では小さな飲食店の開業が注目されています。
飲食店は多額のコストがかかる業種であるため、売り上げが落ち込んでいる現状では通常規模のお店の開業には大きなリスクがあります。
そこであえて小さな飲食店にすることで、コストを極力抑えて低リスクで飲食店を開業することができるのです。

お店の規模が小さければ大勢の人間が集まる状況を避けることもでき、衛生管理も行き届くので、感染リスクを抑えたお店作りをしやすいというメリットもあるでしょう。

小さな飲食店はまさに、今の時代に合った飲食店の開業形態といえます。

「小さい」とどんなメリットがある?

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?

小さな飲食店には通常の規模のお店にはないメリットがあります。
ここでは小さな飲食店のメリットについて紹介します。

メリット.1 資金を抑えて開業できる

飲食店を開業するためには物件を取得して内装工事をし、什器・厨房設備などを揃えなければなりません。
そのためには多額の費用がかかり、一般的に飲食店の開業には1,000万円以上は初期費用が必要です。

しかし、小さな飲食店なら物件の賃貸料は安く済むし、内装工事代や設備投資も抑えることができます。
初期費用を抑えて開業するには打ってつけと言えるでしょう。

また、融資を受けるとしてもある程度の自己資金は用意しなければならないので、高額な初期費用は開業時には高いハードルとなります。
この点、小さな飲食店なら初期費用を抑えられるので、負担を軽減することが可能です。

メリット.2 人件費が削減できる

小さな飲食店は通常よりもお店のサイズが小さいので、多くの場合はオーナー一人か多くても二人程度での営業となります。
そのため通常規模の飲食店に比べ、人件費を削減することができるのです。

飲食店の人件費は、毎月発生するランニングコストのなかでも多くの割合を占めるため、従業員数が多くなればそれだけ大きな負担になります。
小さなお店であれば、規模にもよりますが工夫さえすればオーナー一人で回すことも可能でしょう。

お店を成功させるうえで、コストをいかにカットするかということはとても重要です。
ですから小さなお店で人件費が削減できるということは、大きなメリットといえます。

メリット.3 店内に目が行き届きやすい

お客さんに行き届いたサービスを提供するためには、店内をよく見渡して細かいことにも気づかなければなりません。
そのため店内に目が行き届きやすいということは、大きなメリットと言えるでしょう。

通常規模の飲食店では一定数の従業員を雇い、きちんとした教育をしなければなりません。
しかし小さなお店ならオーナー一人でも店内をよく見渡せ、行き届いたサービスを提供することが可能です。
お客さんと近い距離でコミュニケーションをとることで、常連客の獲得にも繋がるでしょう。

店内に目が行き届きやすいことは、通常のお店にはない小さなお店ならではのメリットです。

「小さい」とこんなデメリットがある

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?

メリットがある反面、小さな飲食店ならではのこんなデメリットもあります。

ここでは小さな飲食店のデメリットについて紹介するので、小さな飲食店の開業に興味がある人はメリットとデメリットをよく比較して検討してください。

デメリット.1 売上の上限が低い

お店が小さいと客席の数も通常より少ないため、自然と売上の上限は低くなります。
そのため、利益を多くあげるのは難しく、高い売上を出すためには、自分なりに工夫をしなければなりません。

例えば、お客さん一人当たりの単価をあげることができれば、利益率を高くすることができます。
食材にこだわったり手間のかかった料理を提供したりすることで、サービスに付加価値を付ける工夫が必要です。

また回転率を上げることも重要なので、居酒屋など回転率が低くなりがちなお店であれば、時間制にするなどして回転率を上げることも重要でしょう。

デメリット.2 仕入れ時にコストダウンが図りにくい

仕入れ業者から大量の商品を仕入れれば、その分代金を安くしてもらうことができますが、小さな飲食店は通常より仕入れも少なくならざるを得ません。
そのため、仕入れ時にコストダウンが図りにくいというデメリットがあります。

仕入れを安くできれば、その分だけ料理やサービスを安く提供することができるので、仕入れ時にコストダウンが図れないことは集客にも影響します。

また、仕入れが少ないと業者から融通を利かしてもらいづらく、たとえば掛け取引に応じてもらえないといった不都合もあるのです。

デメリット.3 ケガ・病気などで休業すれば即収入が減る

店の規模が小さければ自分の力でお店を回すことで、人件費を削減できるというメリットがあります。
しかしその反面、ケガや病気などで自分が働けなくなってしまうと代わりを任せられないため、お店を休業しなければならず収入の減少に直結することになります。
小さな飲食店ではケガや病気が大きな損失に繋がることは、覚悟しておかなければなりません。

このようなリスクをできるだけ減らすためには少ない人数でも従業員を雇い、自分がいなくてもお店を回すことができるよう、日頃からきちんとした教育をしておくなど対策を立てておくことが重要です。

小さな飲食店開業の流れ

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?

小さな飲食店を開業するまでには、コンセプトの設定からメニューを決めるところまで一定の流れがあります。

ここでは、小さな飲食店開業の流れについて説明するので、開業までの流れを自分でもイメージしながら準備を進めていきましょう。

STEP.1 店のコンセプト・業種や業態を決める

コンセプトはお店作りの核になります。
店の内装や提供する料理、価格や営業時間など、具体的な中身についてはコンセプトをもとに考えていくものです。
自分にとって理想のお店や市場のニーズなどから考え、まずはお店のコンセプトを決めましょう。

また飲食店と一口にいっても業種・業態はさまざまであり、どのような料理を提供するのか、レストランなのかカフェなのか、それともテイクアウト専門店なのかといったように、たくさんの選択肢があります。
コンセプトと合わせて業種や業態も考えてください。

STEP.2 出店する地域・場所を決める

飲食店は立地によって大きく収益が左右されるので、きちんと商圏分析したうえで出店する場所を決めましょう。

商圏分析とは、国の統計指標や自社の顧客データなどを活用し、出店エリアの市場規模や地域特性などを分析することです。

商圏分析ではそのエリアの人口分布・年齢層などから市場規模を図り、地域性・慣習などもしっかり調べてください。
また、良い立地で開業するためには、競合店の立地を参考にすることも重要です。

合わせて読みたいおすすめ記事

STEP.3 店舗物件を決める

出店地域・場所が決まったら、つぎは店舗物件を決めます。

店舗物件を選ぶ際は、通常のテナントではなく居抜き物件を活用するなどして費用を抑えることも可能です。

また、小さなカフェなどであれば自宅で開業することも可能なので、初期費用を極力抑えたいなら自宅開業という選択肢も視野に入れるとよいでしょう。

合わせて読みたいおすすめ記事

STEP.4 店舗の外装工事・設備や什器の購入・設置

予算に合わせて店舗の外装工事・設備や什器の購入・設置をします。
お店のコンセプトに合わせて内装・外装のイメージを固めたら、施工会社へ工事を依頼してください。

厨房設備はお店の規模やメニューの内容からよく考え、適切な設備を揃える必要があります。
そのためメニューの内容まである程度考えてから、厨房設備を揃えるとよいでしょう。

厨房設備まで揃ったら、什器や備品なども購入します。

STEP.5 資格取得・届出申請

飲食店を開業するには、飲食店営業許可の申請と防火対象物使用開始の届出などが必要です。
それぞれ保健所・消防署などの管轄機関で手続きをしてください。

また、店舗に最低一人は食品衛生責任者・防火管理者の有資格者が必要なので、自身が責任者になるならあらかじめそれぞれ資格の取得が必要です。

その他の資格は必須ではありませんが、調理師・ソムリエ・バリスタなどの資格を取得して活用してもよいでしょう。

合わせて読みたいおすすめ記事

STEP.6 メニューと価格帯を決める

お店のコンセプトに合わせてメニューを作ります。
メニューの内容は出店エリアの地域性に合わせ、他店との差別化も意識して内容を考えなければなりません。

また、価格帯を決める場合は原価計算をきちんとし、必ず競合店の価格も参考にしながら決めるようにしましょう。
きちんと相場を踏まえ、適切な価格を設定してください。

開業に資金はいくら必要か

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?

小さな飲食店なら、おおよそ500万円くらいから開業することが可能です。

飲食店を開業するためには、以下のような費用がかかります。

  • 物件取得費用
  • 内装・外装費用
  • 厨房内設備費用
  • 食器・調理道具・備品
  • 什器費用
  • 約6ヶ月分の運転資金

一般的な飲食店なら開業資金としておおよそ1,000~2,000万円くらいの費用がかかりますが、小さな飲食店は物件取得費・内装費などを大きく削減することができます。

設備や什器なども必要最低限に抑えるようにすれば、開業費用は500万円程度まで下げられるでしょう。

約6か月分の運転資金が必要なのは、飲食店の開店当初は思うように集客ができず売り上げが伸び悩むことが多いからです。
意外と見落としがちですが、運転資金の確保も忘れずに開業資金として用意しておきましょう。

自己資金ゼロでも開業はできるか

小さな飲食店であれば開業費用を抑えられますが、融資で資金調達するとしても自己資金ゼロでの開業は現実的ではありません。

創業融資の金額は自己資金の3倍くらいになるのが平均的なので、融資希望額の3分の1程度の自己資金がなければ融資が受けられる可能性は低いでしょう。
自己資金の金額は創業にかける熱意の表れでもあるので、自己資金が多い方が審査の際、融資担当者からも好印象を得られます。

自己資金ゼロでは融資による資金調達が困難であり、できる限り多くの自己資金を用意するのが望ましいと考えてください。

小さな飲食店開業の資金調達

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?

資金調達手段としては、以下のようなものがあります。

  • 日本政策金融公庫の融資
  • 信用金庫の融資
  • 銀行のプロパー融資

日本政策金融公庫の「新創業融資制度」は、新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方を対象にした、無担保・無保証の融資制度です。
審査のハードルが比較的低いため人気の融資制度であり、新創業融資制度は多くの起業家に利用されています。

また創業融資を受ける先としてもっとも一般的なのは、信用金庫でしょう。信用金庫のなかには地域経済の発展に貢献したいという思いを持ったところも多いため、中小企業の創業融資にも前向きに検討してくれます。

その他にも、保証協会を使わない銀行の単独融資であるプロパー融資という方法もありますが、金融機関が自らリスクを負って融資をするため審査のハードルは高めです。
ただしプロパー融資は保証料がかからず限度額もないというメリットもあるので、事業計画書をしっかり作り込み申請してみるのもひとつの手と言えます。

合わせて読みたいおすすめ記事

融資審査・経営方針策定の要「事業計画書」

融資の審査が通るかどうかは事業計画書の内容でほぼ決まるので、事業計画書は融資を受けるなら作成必須です。

事業計画書とは、事業の構想をまとめて可視化した計画書のこと。
融資担当者は事業計画書の内容をとても重視します。
創業時にはまだ実績がないため、客観的なデータを用いて費用や収益を計算し、いかに事業の将来性を説得的に説明できるかが重要です。

また、事業計画書をまとめることで経営方針策定にもなるため、ビジネスの戦略を立てるうえでも事業計画書は欠かせません。
事業計画書をいかに作り込むかということは、飲食店を成功させるためとても大事なことであると考えてください。

ただし、事業計画書の作成にはある程度の専門知識も必要なので、作成の仕方がわからないときは専門家に相談してアドバイスを受けることもおすすめです。

当サイトでは事業計画書の無料添削サービスも承っております。
せひご利用くださいませ。

事業計画書の添削サービス

まとめ

「小さな飲食店」開業するために費用はいくら必要?何をすればいい?

小さな飲食店は、費用を抑えて低リスクで開業できる今の時代に合ったお店の形態といえます。
通常1,000万円以上かかる費用も500万円以下で済むことが多いため、開業のハードルは大きく下がるでしょう。

ただし通常規模のお店に比べて売り上げの上限は低く、休業が収入減少に直結するといったようなデメリットもあります。
これらのデメリットも踏まえ、小さな飲食店を開業するかどうか、自分なりにしっかり検討してください。

開業においては不安なことが多いと思いますが、そんな方のために認定支援機関である「税理士法人Bricks&UK」では、融資をはじめとした起業に関するお悩みの無料相談を受け付けています。

多くの飲食店をクライアントに持つBricks&UKが開業資金の調達から開業後の経営コンサル、集客支援までお手伝いできるので、飲食店の経営についてお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

創業時の融資相談もBricks&UKにおまかせください!

当サイトを運営する「税理士法人Bricks&UK」は、顧問契約数2,100社以上、資金繰りをはじめ経営に関するコンサルティングを得意分野とする総合事務所です。
中小企業庁が認定する公的な支援機関「認定支援機関(経営革新等支援機関)」の税理士法人が、日本政策金融公庫の資金調達をサポートします。

資金調達に必要な試算表、収支計画書などを作成していきますので、資金調達のサポートと、借入後の資金繰りをしっかりと見ていくことができます。
そのため、皆様の経営の安定化に、すぐに取り掛かることができます!
まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。

いますぐ無料相談を申し込む!
友だち追加で限定特典GET LINE公式アカウント 友だち追加で限定特典GET LINE公式アカウント

「その計画書で大丈夫!?」
無料診断&アドバイス申込み受付中!

【記事を読んで「いいね!」と思ったらシェアをお願いいたします!】
「その計画書で大丈夫!?」無料診断&アドバイス申込み受付中!

日本政策金融公庫が、融資審査時に提出を求める重要な書類が「創業計画書」です。
創業計画書とは文字通り、創業するための計画書のこと。
この創業計画書のクオリティが、融資成功のカギと言っても過言ではありません。
記入する項目は、インターネットなどで調べれば見本が見つかるので、「それくらい自分でもできるよ!」と思う方が多くいらっしゃいます。
しかし実際にはどれだけ上手く、それらしく創業計画書を作成しても「それだけではダメ」なんです!

なぜそれだけではダメなのか?成否を分けるポイントはどこなのか?
ここを知っているかどうかが、融資成功の分かれ道になります。

しかも融資審査は一発勝負!
審査に落ちると、最低6か月は再申し込みができません…!

専任の創業融資コンサルタントが、無料で診断いたします。
メールフォームまたはLINEからお気軽にお申し込みください。


お申込みはこちらから